【2026/5/1】第116回 【コラム】
【言葉で気持ちを伝える】
皆さんは言葉で気持ち素直にどれだけ伝えられるでしょうか。
我々は子どもに言葉で伝えようと日々言ってはいますが
大人ほど伝えられないのではないかと思います。
子どもより様々なことを知って感じて考えてしまうので
子どもより隠し事が多いのではないのでしょうか。
コミュニケーション生きてくうえでとても大事ですよね。
今回はコミュニケーションについてのお話です。
「人はコミュニケーションの時に何を見ているのか」
さてコミュニケーションをとる以前に第一印象でその後の関係性は
ほとんど決定するのではないでしょうか。
第一印象で「え……」と嫌悪感を抱いてしまったらその後の関係性の進展は
大幅に遅れをとることになるでしょう。
では何で第一印象が決定されるのか。
これについてメラビアンの法則というものがあります。
この法則は1971年アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが実験に基づき
提唱したもので矛盾したメッセージを人間が受け取った際に何の情報を優先して処理するかというものです
その結果ですが
55%視覚(見た目・表情)
38%聴覚(トーン・話し方)
8%言語(言葉の内容)
という結果が出ています。
つまりコミュニケーションにおいて言葉の内容だけではなく表情やトーンこそ気にするべきである。というものですね。
重要なのは言語だけでなく非言語の箇所も重要なのですね。
言葉のキャッチボールという表現がありますが
コミュニケーションの際には意識すると
相手が受け止めやすいボールを投げられますね。
ドッジボールではなくキャッチボールを心がけましょう。
あなたの言葉は相手に届いているのでしょうか。
なるべく多くの言葉が届くように考えねばなりませんね。
保育士
【2026/4/1】第115回 【コラム】
【療育における「失敗」の大切さ】
放課後等デイサービスでは、日々の療育の中で
子どもたちがさまざまな挑戦をしています。
活動が思い通りに進まない、うまくできずに気持ちが崩れてしまう、
何度説明しても同じところでつまずいてしまう。
それらは決して「できていない姿」ではなく、
発達の過程においてとても大切な一場面です。
私たちが療育で大切にしているのは、
失敗を避けることではなく、失敗から学べる環境を整えることです。
大人が先回りして失敗を避け正解を示し続けてしまうと、
子どもは「考える経験」や「選ぶ経験」「学ぶ経験」を積みにくくなります。
判断力や自己調整力、問題解決力は、
教え込まれて身につくものではありません。
試して、失敗して、振り返り、もう一度挑戦する。
この繰り返しの中で、少しずつ育っていく力です。
療育の現場では、同じ失敗を何度も繰り返すことがあります。
それは成長が止まっているのではなく、
子ども自身が自分のペースで「理解しよう」としている証です。
私たちはその過程を大切にし、
必要な言葉がけや環境調整を行いながら見守ります。
失敗したときには気持ちに寄り添い、
「どうしたら次はうまくいくかな?」と一緒に考えます。
成功体験だけでなく失敗を乗り越えた経験こそが、
自己肯定感や「やってみよう」という意欲につながっていくからです。
療育は、できるようにすることだけが目的ではありません。
子どもたちが自分で考え、選び、
安心して挑戦できる力を育てること。
そのために、私たちは今日も
一つひとつの経験を大切に積み重ねています。
保育士
【2026/3/1】第114回 【コラム】
外に出たときに片手にスマホを持っている人の多さ、感じたことがありませんか?人に会ってもスマホを傍らに置いて話が途切れたらスマホを触る、話をしながらもスマホを触っている…など。スマホを持ち始めたお子さんのいるご家庭で「暇さえあれずっとスマホをいじっている」という悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
最近では分からないことがあるとき「AIに聞けばわかるよ」という子どもたちの声を聞きます。AIだけでなく、近年ではSNSやオンラインゲームなど、デジタル空間でできる対話がリアルでの対話より優先されていることが多くなっているようです。
SNSやAIは、避けては通れないものになっていきます。意思疎通のための療育アプリや発語サポートのアプリなどもあり、うまく活用できると社会生活や、療育的な部分でとても役に立つものです。使い方や決まりをしっかりと考えて扱っていけると良いなと思います。
対人関係やコミュニケーション能力の向上のためにも普段から「スマホを見ない時間を作る」「顔を見て話をする」ということを意識し、言葉や表情・身振り手振りや筆記など、対面で使えるコミュニケーションを積極的にとっていきましょう。
児童発達支援管理責任者
【2026/2/1】第113回 【コラム】
【挨拶】
皆さん本日は誰かに挨拶しましたか?
ご家族や学校の先生、職場の方など無意識的に挨拶をしている方も多いのではないでしょうか。
また、当たり前の行為となり挨拶をしたのはいつだろうか?と具体的に思い出せない方もいるかもしれません。
それほど我々の生活に挨拶という文化は強く根付いています。
私も現場で毎日子どもたちに挨拶をしています。
「こんにちは」「さようなら」など挨拶で交わす言葉は多くはありません。
しかし、短い言葉でも返ってる言葉の大きさや抑揚、挨拶が返ってこなかったりなど反応は様々です。
また、反応から小さな変化やサインに気づけることもあります。そんな些細な変化を見逃さないようにしていきたいと思っています。
そのためにも日々の子どもたち、保護者の皆様とのコミュニケーションの一つである挨拶をただ漫然とするのではなく、療育の一つとして意識的に取り組んでいきたいと考えています。
児童指導員
【2026/1/5】第112回 【コラム】
あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします。
【幸せな家庭とはどうあるべきか】
教育心理学の上級専門家であるサーシャホール博士は「幸せな家庭は、物理的な快適さや、安全性で成り立っているわけではない」と語っている。
サーシャホール博士と自閉スペクトラム症や行動面での、課路に向き合う子供とその家族を支援する臨床機関で所長を務めるスチュアートピセット博士は、子供が「幸せな家庭」で育っていると感じる明確なサインを紹介している。
愛情に条件が無いこと
愛情が行動によって左右されない「無条件のもの」だと感じさせる必要がある。感情的に安心できる環境があることで、子供は気持ちを表現し、それでも、人間関係は、修復できると学ぶことができると助言している。
明確な境界線があること
ビセット博士は、「子供が親の決めた境界やルールに反発しようとするのは自然なことだ」と語っている。親に対して「事前に対応を考えておくこと」
そして、「一度に一つのルールに集中して、一貫を守ること」を勧めている。
親が感情をコントロールできていること
「育児はストレスが多い」という感情を抱くこと自体は自然なことだが、子供は、大人の姿を通じて学んでいくから、親が健全なコミュニケーションの
手本を示すのが重要だ。
生活に予測可能性があること
ホール博士によれば、「子供は、慣れ親しんだパターンであることで安心し、成長しやすくなる」ピセット博士もこれに同意し、「家族全体のストレスも
軽減されるはずだ」と指摘する。さらに、「物の山」ではなく、「物の置き場」を家の中に設置することを勧めている。
良い行動を見逃さずに伝えること
子供を褒める時は、具体的に伝える事が大切だ。「帰って来て、すぐにリュックを片付けたの凄く良かったね」といった言葉は、ただ「よくできたね」
と言うよりも効果的だ。
意味のある時間を共に過ごすこと
ピセット博士は、「子供と楽しく過ごす時間を意識して確保して欲しい」と語る。「子供主体」にし、親が何かを教え込む場ではなく、「つながりを深める
ための時間」だという。
子供にとって幸せな家庭とは、無条件接し安心できる環境に親がしていき、つながりを深める時間を作る必要があるという事だ。
保育士
【2025/12/1】第112回 【コラム】
【いい子と言われる子どもほど、そうではない場合がある】
保育士として現場に立つと、どうしても「手のかかる子ども」に気持ちが向いてしまいます。
その子への個別的な配慮をどう進めていくか、職員間で話し合うこともしばしばありました。
発達面や情緒面の支援を家庭と連携しながら行うことは、保育においてとても重要なことです。
しかし、今でも私にはひとつ後悔があります。
それは、「配慮が必要ない」と思い込んでしまった“いい子”と呼ばれる子どもたちへの関わりです。
私が20歳の頃、初めて保育園で働いた時のことです。担当したのは2歳児と3歳児の混合クラスでした。
その中に、Aさんという女の子がいました。
Aさんは、生活面でも発達面でもとても落ち着いており、保育士が手をかけることがほとんどありませんでした。
声をかければ素直に応じ、毎日を穏やかに過ごしているように見えました。
私は「大丈夫な子」と判断し、特に気にかけることもなく日々を過ごしていました。
そして、Aさんも含めてみんなが無事に卒園を迎えました。
それから15年ほど経ったある日、街を歩いていた時に声をかけられました。
振り向くと、そこにはAさんのお母さまがいらっしゃいました。
懐かしい話で盛り上がりながら、私は何気なく尋ねました。
「Aさんは、元気にしていますか?」
するとお母さまは少し表情を曇らせ、静かに話し始めました。
「Aはね、家を出てしまって…。もう2年、会っていないんです。学校にも行かず、夜遊びをしていて…。」
その言葉を聞いた瞬間、私は愕然としました。
そして胸の奥に、強い後悔の念が込み上げました。
「いい子」「素直な子」「大丈夫な子」
そうやって、私は自分の主観でAさんを見ていただけだったのではないか。
小さなサインや心の変化を、もっと丁寧に見ようとしていれば違っていたかもしれない。
そう感じずにはいられませんでした。
もちろん、Aさんがそのような道を歩むに至った背景には、さまざまな環境や要因があったことでしょう。
それでも、あの時の気づきは私にとって大きなものでした。
「私たちは誰しも人を主観的に見ている」ということ。
手のかからない子、反抗期のない子、いつも穏やかな子。
そうした“いい子”の中にも、見えない葛藤や小さなサインがある。
それに気づこうとする姿勢こそが、保育士として本当に大切なことだと今は感じています。
人を平等に見ることの難しさを噛みしめながら、
私はこれからも、保育に真摯に向き合っていきたいと思います。
保育士
【2025/11/1】第111回 【コラム】
【自立とは】
『自立=経済的自立』をイメージする人も多いのではないでしょうか。
自立という言葉は、時代によって意味を変えてきました。
階級社会の時代には、「労働からの自由」を自立とし「労働して生きていくこと」が経済的依存とされ、次第に労働への従事が一般的になると「労働して生きていくこと」が自立となっていきました。
しかし、近年は基礎構造改革によって、福祉領域での自立の意味が多元化していることをご存知でしょうか?
『経済的自立』だけでなく『日常生活の自立』『自己決定する自立』が重視されているのです。
例えば、車いすの方が災害でビルから避難する時にエレベーターが作動停止してしまい、移動手段がなくレスキュー隊が来るまで待機し避難が遅れてしまった。
健常者は階段やロープといったエレベーター以外の選択肢がありますが、車いすの方はエレベーターしか依存先がなく、待機中怖い思いをしたという事例があります。
このような事例から障害があってもなくても、依存先である社会資源が多く選択肢があることが大事です。
現代の自立支援とはなんでも自分でできるようにすることではなく、むしろ依存を中心に考え、どんな社会資源があればその人らしく生活できるかを考えていくことなのです。
保育士
【2025/10/1】第110回 【コラム】
【どの子どもにとっても楽しいこととは】
カナリアの本に読みふける子やタイピング練習が好きな子、Youtuberの話が好きな子など、子どもによって夢中になっていることや好きなことは様々です。
YouTuberの話一つとっても、その子のブームがある。
先月まではあるYouTuberの話ばかりだったのが、また別のYouTuberの話に熱が入ります。
子どもの関心があることを追いかけて、動画を見たり本を読んだりしても、追いつかないなと感じてしまいます。
同じ話題で共感する時間を作りたいなら、子どもが成長したことで共感できたらいいのではないかと考えるようになりました。
たとえば
YouTuberについて話し方が先月より上手になった
タイピングの得点が上がった
本の内容の話し方が上手になったといった
成長に着目すると、保護者との会話も増えるので、一石二鳥ではないかと考えます。
子どもが成長した所の観察をしていくと、絶対評価が出来るようになり、自己肯定感も高めていけるのではないかとも思っています。
保育士
【2025/9/1】第109回 【コラム】
【特別支援学校の野球部】
先月まで白熱していた夏の高校野球。
高校野球といえば甲子園が思い浮かべられがちですが、7月の地区予選でも熱い戦いが繰り広げられました。
昨年度から特別支援学校として初めて単独チームで出場したチームがあります。
西東京に属する青鳥特別支援学校(ベースボール部)です。
知的障害のある子が、硬式球を使ってプレーをするということに対し「危険」「危ない」と思う方も多いでしょう。
しかし同校の監督は「野球がやりたい」という部員の想いに応えました。
安全な練習計画を綿密に組むことにより、2023年度に高野連に加盟。
当時はまだ他校との連合チームとしての出場でしたが、昨年度は単独チームとして出場。
今年度は記念すべき1点をあげています。
「危ないからさせない」のではなく安全性を確保したうえで「やりたい気持ち」に応えることが、福祉に携わる人間の努めであると再認識できました。
私達に求められているものは5領域を中心とした療育ですが、児童らの楽しい思い出作りのためにも活動案を考えていきたいと思います。
児童指導員
【2025/8/1】第108回 【コラム】
【鉛筆の持ち方に悩んだら】
「鉛筆の持ち方が変」「すぐ疲れてしまう」
悩みには発達の特性が関係している可能性あります
正しい持ち方がすべてではない
三点持ちは理想とされています。しかし感覚や身体の発達段階によっては、違和感や疲れを感じる児童もいます。
持ち方に必要な力とは?
鉛筆を操作するには
指先の器用さ
力の加減を感じる力(固有受容感覚)
姿勢の安定
目と手の協応
といった多くの力が必要です。
これらが未発達だと書くことそのものが苦手になります。
無理に直すより「整える」
持ち方を注意する前に、手や体の使い方を育てる遊び(ちぎる、丸めるなど)や、安心して書ける環境づくりが大切です。
道具の工夫も効果的
三角鉛筆や補助グリップ
体に合った机・椅子
滑りにくい下敷きの使用
などで「書きやすさ」をサポートできます。
まとめ:児童に合ったやり方で
焦って「正しく持たせる」よりも、児童に合った持ち方を尊重しながら力を育てることが、書く楽しさにつながります。
作業療法士
【2025/7/13】第108回 【コラム】
【法人が考える療育者とは?】
人は生後、幼少期か青年期にかけて成人として社会の中で生きていくために多くの能力と知識と人間関係を築き上げます。そして人は得意なこと、苦手なこと、好きなこと、嫌いなこと、苦手なこと、得意なこと等、自分の特性を学んでいきます。放課後等デイサービス、児童発達支援の療育者は18歳以降の残り人生の人生62年間(寿命が80年ならば)の幸せを考えなければなりません。療育の結果は療育を行っているときは見えません。6ヶ月後、1年後、5年後、10年後、20年後に結果は出ます。放課後等デイサービス、児童発達支援の職場の中ではその結果に目を背け、何の努力もせず、何の知識も無く、何の信念も無く失敗しない者が居ます。そういった者は何も療育をしないから失敗しないのです。保護者の中には子どもが楽しければ良いという方も居ます。私はそれを否定しません。ただ、保護者より子どものほうが長生きします。保護者が居なくなってからも子どもは生き続けます。その時に子どもの生きる力が必要になると思います。私は本当の療育者は子どもの成長のために療育を行い失敗する者であると思います。もちろん失敗をしない為の研修の努力を日々行います。しかし、知識と現実は違います。人は神ではありません。人は失敗をします。失敗を恐れていたら子どもたちの伸びしろの時期(0歳から18歳)を無駄に過ごさせることになります。代表者は信念を持ちに尾研修を行い療育を行う者を失敗から守るのが仕事であると思います。そして失敗を限りなくしない療育者を育てることであると思います。
アセスメントセンター長
【2025/7/1】第107回 【コラム】
【STEAM教育】
皆さん、STEAM教育をご存知でしょうか。
STEAM 教育とは問題解決能力や論理的思考、創造力など養うことを目的とした教育法です。
Science(科学)
Technology(技術)
Engineering(工学)
Art(芸術、教養)
Mathematics(数学)
五分野の頭文字をとって STEAM 教育と言われています。
放課後等デイサービスは教育とは違いますが療育に使える要素は少しでも取り入れようと日々画策しております。実際にSTEAM教育を取り入れた活動としては、数学の「彩色問題」を導入しています。
おやつ作りでは化学反応を用いて知育菓子を再現することもあります。これらの活動を通して少しでも子どもたちの問題解決能力や創造力を育むきっかけになればと考えています。
保育士
【2025/6/1】第106回 【コラム】
【支援と援助】
ある研修で講師の方から「支援と援助の区別はついていますか?」と投げかけられました。
「あなたは障害のある方と一緒にいます。目の前に渡るには深すぎる・回り込むには広すぎる川があるとします。そこには橋にちょうど良い板がおちています。あなたはどうしますか?」
答えは二通りに分かれました。
板を置く方法を教える・実際にやってもらう
職員が板を置く
「これが支援と援助の違いです」と講師に言われ、私の中でスッと納得したことを覚えています。
どちらも川を渡れたという結果は一緒です。しかし、前者では障害のある方も一緒に関わる、後者では職員のみが関わるという明確な過程の差があります。
板を置き、橋を作る方法を教えてもらった方は同じ状況に遭遇しても解決できる可能性があります。
一方で、職員が代行した場合、その機会は失われる可能性があります。
無論、前者がすべて正解とは限りません。障害には様々な機能的課題、特性があります。故に援助も必要になってきます。
大切なのは
サービス利用者にとって何ができるのかをしっかりと評価すること
その上で支援と援助を使い分けること
それに福祉従事者が時間と労力を注ぐこと
上記のように感じました。
児童指導員
【2025/5/1】第105回 【コラム】
【切り替え力】
子育て中「なぜ?」と思われることが多くありませんか。発達障害のお子さんは切り替えを苦手とした様子が目立ちます。ご家族の中には「わがまま」「ルールが守れない」「お友達に嫌われるかも」と心配され、うるさく言ってしまうかもしれません。結果的に、癇癪を起こす原因になってしまったというご経験はございませんか。
これは発達障害の特性が関係しています。
見通しを持つことが苦手
こだわりが強い
エンジンがかかりにくい
感情のコントロールが苦手
「切り替えが苦手」と言っても、要因が複雑に絡んでいます。ですから、気持ちを落ち着かせたり、時間を守ること等、ハードルが高くなってしまうのです。
できたら「自分で落ち着けたね」「自分で泣き止んだね」という声掛けする。成功体験をたくさん積んであげることが大切だと考えています。「本、しまえたね。」「おもちゃ、片づけられたね。」と具体的に褒めてあげるのも、大事です。自分でできた!という成功体験は脳を発達させるために必要だと言われています。不安を抱え行き詰ってしまう前に、どうぞご相談にいらしてください。専門員がお話をお伺いし、一緒に考えていきましょう。
保育士
【2025/4/1】第104回 【コラム】
【子どもの疑問】
子どもたちと関わる中で子どもの単純な疑問に驚かされることがあります。
例えば、「ライフ」と「クリエイト」の天井どちらの方が高いのか?大人ならほとんどの人が気にも留めない疑問だと思います。しかし、子どもたちと話をしているとそのような大人なら気にも留めない疑問がたくさん飛び交います。子どもが疑問に抱いたこと、何か発見したことに対しては「よく気づいたね」などと声をかけ認めてあげることが大切です。「どっちが高いのかな?」「どうしてだろうね」などと繰り返し聞くことで、子ども自身が自発的に調べたり考えたりするきっかけにもなります。子どもの単純な疑問に耳を傾けてみると面白い発見があるかもしれないですね。
児童指導員
【2025/3/1】第103回 【コラム】
【心理的支援と自己肯定感】
障害のある子どもたちが健やかに成長するためには、心理的なサポートが欠かせません。自己肯定感を高め、自分の障害を受け入れて前向きに生きる力を育むことが必要です。発達障害や知的障害を持つ子どもたちは、社会との関わりの中で自己評価が低くなることがあるため、心理的なサポートが必要です。また、仲間との交流を通じて同じような経験を持つ他者と支え合い、共に成長する場が提供されることも大切です。カナリアでは日常の関わりや活動の中から自己肯定感を高めることができるよう支援を行ってまいります。
児童指導員
【2025/2/1】第102回 【コラム】
日本では古代から「言葉」には特別な力が宿ると考えられています。前向きな言葉を使うといいことがある、夢を言葉にすると実現するという話はよく耳にします。しかし、日々生活していると失敗し自信をなくしたり、落ち込んでなかなか立ち直れなかったりするときがあります。そんなときに心に寄り添う優しい「言葉」に出会えれば、再び前を向く勇気や力が湧いてくるでしょう。私たち障害者福祉研究会では職員一人ひとりが、日々の「言葉」や接遇マナーを大切にしています。お子さま自身が肯定的なとらえ方や肯定的な「言葉」を発することが出来るよう療育に取り組んでいます。個別支援計画に基づく取り組みとして、学習への手厚い支援や、今必要な支援と将来を見据えた療育を実践しています。お子さまへの漠然とした不安や困りごとをひとりで抱え込まずお気軽にご相談ください。
保育士
【2025/1/1】第101回 【コラム】
新年明けましておめでとう御座います。
本年もよろしくお願いいたします。
私中澤は療育、障害児教育に関わって30年が過ぎました。
その間にいろいろな障害のあるこどもと出会ってきました。
その知識を元に子どもの未来を気づける療育を行ってきたいです。
【今年の抱負】
今年も子どもの将来を考えた療育の徹底
ABAとTEACCHの考え方を色濃く出しながら子どもの伸びしろの時期を逃さない療育と構造化の徹底
時代の流れにあった療育のあり方の追求
保護者の子どもの将来への不安の解消に向けた連携
保護者が信用できる人材の育成
代表理事
【2024/12/29】第100回 【コラム】
【「普通」という言葉について】
「普通は〇〇する」「普通にやる」など、聞いたことがあるかと思います。
私は学生の頃、障害者グループホームでアルバイトをしていました。その時、職員の方との話で私は「普通は〇〇ですよね」と言いました。するとその職員さんは「普通って何だと思いますか?」と言われ、私は答える事ができませんでした。今でも普通という言葉について、意味が難しいと私は感じます。一方で、はっきりと意味を理解している方もいるかと思います。普通と言う言葉は、広辞苑 第七版には、「①ひろく一般的であること。 多くに当てはまること」「②どこにでも見受けられ,他と特に変わらないこと」とされています。「一般的」という言葉が出てきますが、はっきりとした意味が分かりにくく、難しいものだと思います。みなさんにとって「普通」とは何でしょうか?また、それについて子どもから意味を聞かれたとき、どのように答えますか?曖昧にとらえられやすい言葉は、使い方に気を付けなければいけないと思います。普段当たり前のように使っている言葉でも、知らず知らずのうちに相手を混乱させている可能性があります。また、こちらが伝わっていると思っていても、伝わっていない事もあるでしょう。私も、他者と会話をする際には、分かりやすい言葉選びや、質問されたときの意味の伝え方を意識しています。自分の伝えたいことが伝わっているかどうか、確認を取ったりしながら、関わっていきたいと思っています。
専門職員
【2024/12/1】第99回 【コラム】
【児童発達支援における感覚統合について】
発達のピラミッドの底辺には、以下の土台があります。
前庭覚
固有覚
聴覚
触覚
視覚
その頂点に「学習・情緒・集中力」があります。土台の感覚の働きは、ピラミッドの中では最も重要です。自分で意識しやすい味覚・嗅覚・聴覚・視覚と、触覚を含む5感と、無自覚で身体の動きをコントロールする固有感覚・バランスをとる平衡感覚の3つに分かれています。
【触覚】は、本能的な働きを持ち、「識別系」と「原始系」に分けられ、社会性の土台になります。
触覚の経験を重ねることで情報が整理され、触覚防衛反応を軽減します。
【前庭覚】は、「平衡感覚」とも呼ばれており、身体の揺れや傾き、回転などを感じ取り、身体のバランスを司る感覚になります。
バランスの変化に応じて、目の動きや筋肉の緊張、姿勢などをコントロールします。
※姿勢を真っすぐ保てない、板書が苦手、体や頭をいつも動かしている、文字の読み飛ばしが多い、動く遊具を怖がる、集中力がないなどがあります。
【固有覚】は「固有感覚」と呼ばれ、運動に関わる筋肉や腱・関節などを調整する感覚です。
自分の手足の動きを感じ取り、筋肉の力加減を調整します。
固有感覚が上手く使えないと、筋肉の適切な調整ができないため、物の扱いが乱暴になったり、小声で話すことが苦手になったりすることがあります。
また、ボール遊びや積み木のような、力の調整が必要な遊びも難しさもみられ、悪気なく投げたボールが強すぎたり、上手く投げられなかったりして、周囲とトラブルになることがあります。
※力加減の調整が難しい、ダンスなどの模倣が苦手、細かな動作が苦手、文字を上手く書けない、姿勢が悪くダラダラして見える、ぶつかったり転びやすいなどがあります。
学習面や集中力が気になる場合は、土台を安定させるために、いろんな運動の経験をすることが大切です。人によって感覚の感じ取り方も違うため、足りない『感覚』も人それぞれです。【前庭覚】と【固有覚】は、運動をすることで刺激される感覚です。全身を使う粗大運動により、手先の器用さなどの微細運動も向上していきます。児童発達支援では、「構造化」や「視覚支援」などがよく実践されていますが、「感覚」へのアプローチは少ないのが現状です。【前庭覚】と【固有覚】を育むことは、身体のバランス感覚や力加減をコントロールする力などを向上させ、遊びや運動に参加しながら社会性やコミュニケーションの方法を学ぶことに繋がっていきます。
児童発達支援管理責任者
【2024/11/1】第98回 【コラム】
【感情のコントロール】
年齢を重ねるごとに自然と身につく感情のコントロール、みなさんは意識したことがありますか?たとえば、イライラした時に好きな音楽を聞いたり、散歩をしたり、いろいろな方法で私たちは心を落ち着けることができます。感情のコントロールはASDやADHDのお子様が苦手な部分でもあります。
そうでなくても、自分の思い通りにならないことが起きると、急に怒ったり、泣きわめいたりするなど、そういったお子様の感情表現で悩んでいる保護者の方は少なくはありません。しかし、その子にとって、それは「わがまま」でも「自分勝手」でもなく、感情を伝えたりするのが特に苦手で、自分でもどうしていいかわからなくなっている状態なのかもしれません。これは、障がいを持っている人、持っていない人に関わらず人との関わりの中でいろいろな経験をして身につけていくものです。得意な子もいれば、苦手な子、他の子よりも時間をかけて身につけていく子がいるのは当たり前です。まずは、お子様がなぜ感情をうまく表現できないのか、原因を見極め、出来ることから対処をしていくことが必要になってきます。その中で難しいと感じること、上手くいかないこと、行き詰まってしまった時に支援という形で関わりながらお子様の成長のお手伝いさせていただけたらと思います。
児童発達支援管理責任者
【2024/10/1】第97回 【コラム】
【子供の骨について】
子どもの骨についてご存じでしょうか。赤ちゃんと大人では赤ちゃんの方が約100個骨の数が多いと言われています。赤ちゃんの骨は、お母さんのお腹の中から出る時に収縮できるよう細かく分かれており、子どもの骨は大人になるにつれ細かく分かれていた骨は一つの大きな骨になり大人の骨に近づくと言われています。また、子どもの骨は大人に比べて柔らかくなっており、骨端軟骨といわれる骨に柔らかい所があるのが特徴です。これは、これからの成長に身体の骨が対応するため骨が柔らかくなっています。そして子どもの骨は15歳~18歳の間に成長が終了します。骨の数や他にも調べれば子どもと大人の違いはあります。子どもは小さな大人ではないことが理解できると思います。
管理者
【2024/9/1】第96回 【コラム】
みなさんは「自閉症の僕が跳びはねる理由」という本をご存知でしょうか?
第1章から第5章まであり、以下の見出しについて質問に答える形式で紹介しています。
言葉について
対人関係について
感覚の違いについて
興味・関心について
活動について
質問の内容は「どうして何度言っても分からないのですか?」や「どうして目を見て話さないのですか?」など、職員が施設の子たちに度々問いかけているようなものが多くあります。全ての子供に当てはまりませんが、職員との感じ方の違いについて学ぶところが多いと思いました。この本の著者は、養護学校に通う中学2年生の東田直樹さんです。東田さんは会話できませんが、訓練によって筆談というコミュニケーション手段を手に入れ、パソコンで原稿を書けるまでになりました。著者の東田直樹さんは、冒頭部分で「自閉症を個性と思ってもらえたら、僕たちは、今より気持ちが楽になるでしょう。みんなに迷惑をかけることもあるけれど、僕らも未来に向かって楽しく生きていきたいのです。」と著述しています。社会での集団生活における不適切な行動すべてを容認することは出来ませんが、少しでも歩み寄った対応をしていきたいと思います。
専門職員
【2024/8/1】第95回 【コラム】
【リフレーミングについて 】
リフレーミングという言葉をご存知ですか?リフレーミングとは物事や出来事、状況などの枠組み(フレーム)を変えることで、別の視点を持てるという心理学の用語です。
例として、「コップに入った半分の水」があったとします。「まだ半分ある」「もう半分しかない」という2つの視点で表現すると、同じコップの水の量でも感じ方が異なります。
これは面接の自己アピールでも使われる技法であり、たとえば「頑固で融通が効かない」といった短所に対してリフレーミングすると、「一貫性がある」といった長所とも捉えられます。
今回は、自閉スペクトラム症(ASD)注意欠如多動症(ADHD)の特性でリフレーミングしてみましょう。 ASDの特性は以下の通りです。
こだわりが強い
変化が苦手
言葉の意図を理解しにくい
これをリフレーミングすると「好きなことには完璧主義」「決められた手順をしっかり守る」「目で見たものの理解は得意」といった長所としても捉えることができます。 ADHDは以下の通りです。
興味が無いことに対して集中力が無い
多動性・衝動性
これは「興味があることに対しては集中力や記憶力が非常に高い」「行動力がある・発想力がある」といった長所としても捉えることができます。
天才と称されている有名人の中にも発達障害と診断されている方が一定数いるのは、特性を自身の強みとして上手くコントロールしているのかもしれません。
これからも子どもたちの「長所」に着目した支援を行っていきたいと思います。
児童指導員
【2024/7/1】第94回 【コラム】
【リスクとハザードについて】
今回は子どもの遊びに関する危険についてお話したいと思います。遊びの危険は大きく「リスク」と「ハザード」に分けられます。リスクとは、危険の中でも子ども自身が予測できることを言います。
たとえば、ジャングルジムや木登りで高い場所に登るとき「手足を滑らせたら落ちるかもしれない」と予測すると思います。
予測に対して子どもは挑戦するかしないか葛藤したり、どうすれば登れるかを自ら考えたりするでしょう。これらの過程を乗り越えたときには大きな達成感を感じることができ、次の挑戦に繋がっていきます。反対にハザードとは、危険の中でも子ども自身が予測できない危険を言います。これには遊具の不備や故障による事故、フードや紐ついた服装で遊具で遊ぶ、子ども自身が危険を認識せずに遊ぶなどがあります。これらのハザードに関しては大人が危険を予測し、前もって対策して無くしていく必要があります。怪我をするかもしれないからとすべての危険を取り除くのではなく、安全とリスク、ハザードのバランスを考慮して子どもの挑戦を尊重していくことが大切です。
保育士
【2024/6/1】第93回 【コラム】
【発達障害の診断、価値観について】
発達障害とは、主に「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」(発達障害者支援法における定義 第二条より)と定義されています。分かりやすい言葉に言い換えると「実年齢よりも脳の発達が遅れている」状態を指します。
では「脳の発達が遅れている」という明基準はどこにあるのでしょうか。現在では様々な検査によって判断される事が多いのですが、実は明確は判断基準が非常に難しいと言われています。
また、診断をされていない方にも少なからず発達障害の特性をお持ちだという事はご存じでしょうか。例えば、視力が低下したから「眼鏡をかける(診断された方)」と「裸眼でもそのまま過ごせるから眼鏡をしない(診断されていない方)」と同じ考えです。そもそも、発達障害の診断も眼鏡の有無も、通院しないと分かりません。私としては発達障害は悪い事であるという認識はなく、特性を理解出来ていれば強みにもなると考えています。発達障害と診断された方でもイチロー(元プロ野球選手)、スティーブ・ジョブズ(appleの創業者・起業家)、イーロン・マスク(テスラなどの共同設立者・起業家)と言った世界でも大活躍されている方々もいます。ただし、日本では「みんなと同じようにすることが正解」と言った風習が根強く、発達障害の特性がよりわかりやすく出ている方にとっては少し活躍しづらい環境にあります。もっと日本全体が発達障害を理解して、個性を活かせる環境になると、多くの人が暮らしやすい環境や活躍者が増えて日本の経済の発展にもつながるのではないかと思います。
児童発達支援管理責任者
【2024/5/1】第92回 【コラム】
【ABA(応用行動分析学)とは】
最近耳にすることが多くなったABAですが、カナリアでも介入方法として導入しています。ABAは(Applied Behavior Analysis) の略で、日本語では応用行動分析学と呼びます。行動の前後に着目して身の回りの環境を変えることで、不適切行動を減らすことが可能です。また、行動変容や向社会的行動などさまざまな効果があります。アメリカや西欧先進国では、自閉症療育として保険適応されるほど評価されています。しかし、日本ではアメリカ、西欧先進国と比べると、ABAの進展はかなり遅れている状況です。理由として私は、専門用語が難しい、原理原則よりも経験則が好まれるなどが理由だと思いますが、一番は「心の中」が原因ではない、という考え方が日本の道徳教育とミスマッチを起こしているのではないかと、感じています。
ABAの基本はDTTと言われる手法です。行動の後に良いことがあると行動は増える原理を利用し、良い行動を引き出す手助け(プロンプト)をして、子どもたちは様々なスキルを獲得をしていきます。我々は日々、良い行動を引き出すために環境設定、プロンプトを考えています。近年の日本の療育業界では専門性の高さが求められ、体系化された学問に沿って支援していく事業所が少しずつ増えてきています。より現実的で、着実に改善につながるABA(応用行動分析学)を使ったマネジメントが、未来の日本を背負う子どもたちの主要因になることを願っています。そのため少しずつでも、ABA(応用行動分析学)を知ってもらい、使ってもらうことを広めていきたいと思っています。
専門職員
【2024/4/1】第91回 【コラム】
インターネット上の情報について
先日、興味深いニュースがありました。
東京都内の私立中学校で、「インターネットを使っていいので、唾液アミラーゼの働きについて調べてきてください」という課題が出され、200人以上いる生徒の約半数が間違った解答を提出した、というものです。このようなことが起きた原因は、間違えた解答を提出した生徒のほぼ全員が同じインターネット上の情報を写したことでした。その情報は検索サイトの生成AIのもので、有名企業の公式ページから引用されたものだったそうです。その有名企業の公式ページが誤った情報を記載していたようです。
昔から「インターネットの情報は鵜呑みにしてはいけない」と言われていますが、このニュースはこの言葉を具体化したいい例になったのではないでしょうか。冷静に考えてみれば、様々な分野のプロフェッショナルが執筆・検閲し、出版社が責任を持って編集して発行されている書籍の情報と、誰でも簡単に発信することができるインターネット上の情報では、どちらのほうが信憑性があるかは明白です。
現に、今私もこうやって情報をインターネット上に公開しているわけです。しかし私が書籍を出版できるかと問われると、間違いなくNoと答えます。私が小学生のころに比べ、現代のインターネットの普及はすさまじいものです。小学校低学年の児童でもパソコンやタブレット端末は身近なものになり、それはカナリアに通所している児童らも同じです。
カナリアでは児童らにPCタイピングをしてもらっていますが、児童らのタイピング速度の成長は著しいです。小学校低学年の児童がタイピング速度で親に勝った、なんて話もありました。児童らが簡単にインターネットの情報にアクセスすることができる現代、それは便利である反面そこで知り得た情報は信憑性に欠けるものがあるということを大人の立場からしっかり教えていく必要があると改めて感じました。
私としても、職務上必要な知識をつけるなど重要な情報を得たいときは必ず書籍や論文といったものの情報を参考にするよう心がけようと思います。
最後になりましたが、今年度も一般社団法人 障害者福祉研究会をどうぞよろしくお願いいたします。
専門職員
【2024/3/1】第90回 【コラム】
子どもの将来について
子どもと関わる仕事をしていると、子どもたちの将来についてよく考えます。それは将来を見据えて、今出来る支援を意識するためです。子どもたちは、どのような将来を思い描いているでしょうか。「将来やりたいことはありますか?」と子どもたちに尋ねると「YouTuber」や「ペットショップの店員さん」「まだわからない!」等、それぞれが思い思いに答えてくれたり、表情で伝えてくれます。これから、どのような選択肢を思い描けるか?また、選択肢の幅を広げるにはどういった支援が一人一人に必要か?を考えて、日々療育をしています。たとえば、スモールステップを意識した支援があります。出来るようになったという実感を持ってもらうことで自己肯定感を高めること、社会生活のためのスキルやコミュニケーション脳力を向上させること、個性を伸ばし、苦手意識を軽減させること等、自立に向けた支援を意識して、活動を行っています。皆の自己実現に向けて、それぞれの力を引き出していくとともに、もっと誰もが暮らしやすい世の中になるよう、自分にできることを一つずつ行い、一緒に成長していきたいです。
保育士
【2024/2/2】第89回 【コラム】
セルフコントロールについて
マシュマロテストという言葉・内容をみなさんはご存知ですか?
マシュマロテストとは、社会心理学者のウォルター・ミッシェルらによって4~5歳の幼児を対象に行われた実験です。子どもを椅子に着席させ、机にはお皿があり、そのお皿にはマシュマロが1つ置いてあります。そして実験者は「このマシュマロを食べずに待っていたらもう1つマシュマロをあげるね」と言い残して部屋から退室し、15分後に部屋へ戻ります。15分間、子どもは目の前に置かれたマシュマロ(報酬)に対してどういう行動を取るのか。
この実験では、子どものセルフコントロールが試されていました。実験者が戻ってくるまでマシュマロを食べずに我慢した子。匂いをかいだり、マシュマロを触ってみる子。我慢できずに直ちにマシュマロを食べてしまった子。様々な子どもたちがいました。
ミッシェルらはマシュマロテストに参加してくれた子どもたちを数十年にわたって追跡調査を実施しました。その結果、マシュマロを食べずに我慢していた子どもと我慢できなかった子どもには明らかな差があるということが判明しました。我慢できた子どもは、マシュマロを食べてしまった子どもよりも、大人になった後の様々な成績が優れていたのです。
具体例としては
●先のことを考えて計画や行動ができる
●大学進学適正検査(SAT)で良い成績が取れる(トータルスコア平均210ポイントの相違)
●肥満指数が低い
●対人関係スキルが非常に優れている
といったことが挙げられています。
我慢できた子どもと我慢できなかった子ども、一体何が違うのだろうかとミッシェルらはfMRI(脳内の血液代謝測定)で調べてみることにしました。そうしたところ、我慢できた子の脳内では、前頭前野(ブレーキの役割)と線条体(報酬系・快楽に対して強く反応する領域)が強く結合していることが判明したのです。では、報酬系に弱く我慢できない子はどうすれば良いのでしょうか。このようなセルフコントロールは後天的に身につけることが可能と言われています。セルフコントロールの方法を身につけることが何よりも重要なのです。行動や思考抑制に適切な方法を学習すること、子どもの自主性に任せることもセルフコントロールを高めることに繋がります。
子ども自身が人生を上手く渡り歩けるよう、今後も一人一人に寄り添い、適切な行動観察を行いながら、セルフコントロールを身につけられるように支援して参ります。
公認心理師
【2024/1/10】第88回 【コラム】
ディスレクシアとは
ディスレクシア(Dyslexia)は学習障害のひとつで、文字の読み書きに難しさや困難を感じるという状態のことで聴覚や視覚、知的発達の遅れに著しい問題がないことから気づかれにくいため周りの理解やサポートが得られない場合がありその当事者は何かしらの生きづらさを感じることがあります。
ディスレクシアの特徴
文字が重なって見えたり、文字が歪んだりねじれたりして見えたり、鏡文字のように反転して見えたりします。それが要因なのか、読字障害と書字障害により文字を読むことに時間がかかったり、読み間違いや書き間違いをしやすいという特徴があります。また、読むことへの負担を感じるため読むことを避けるようになり学習面では読解問題における意味を理解することが困難になることに繋がってしまい、学校のテストで良い結果が得られず勉強への苦手意識等から学校生活にうまく順応できくなることで心理的ストレスが蓄積され不登校に繋がることも考えられます。
ディスレクシアへの支援
文字が小さいほど重なって二重にみえたりする傾向があるので文字を大きくわかりやすいものにします。文字と文字の行間を十分にあける工夫をします。また、一度にたくさんの文字が視界に入ると上手く読むことが難しいため読みたい部分以外の文字を隠し読む文字をはっきりさせ、文の区切りに/線を引くことでスムーズに読むことが出来るようにします。その際、耳から聞く情報は理解しやすい傾向にあるため教科書を見ながら音声(誰かに読んでもらう)を聞くことにより文字と音声そして意味が繋がり理解出来るようにします。更に苦手意識を克服し自己肯定感を高めていく取り組みとして、日頃の学習支援に加え漢字検定や算数検定等に積極的に参加していけるよう支援しています。
ディスレクシアは専門機関にて支援や療育を受けることにより困りごとが軽減すると見込まれております。障害者福祉研究会では個々の個別支援計画に基づき、今必要な支援と将来を見据えた療育を実践しておりますので、お子さまへの困りごとや不安をひとりで抱え込まずにお気軽にご相談ください。
保育士
【2023/12/7】第87回 【コラム】
「ギフテッド」という言葉をご存知ですか?
ギフテッド(Gifted)は、贈り物を意味するギフト(Gift)が語源となっており、生まれつき突出した才能を授かった人のことを言います。ギフテッドは先天的な資質であるため、教育などによってギフテッドに成長することはありません。
幼いころからこだわりが強い、一般的な子どもと違うものに興味を持つなどのギフテッドの特徴に、戸惑う保護者の方も多いようです。
さらに、周りから「変わっている」「協調性がない」などと言われ、悩んでしまうケースも多く見られます。
ギフテッドのお子さんの才能を伸ばすためには、保護者の方への支援も重要と考えられています。
ギフテッドには、知性・創造性・特定の学問・芸術性・運動能力・リーダーシップの6つの分野において才能があります。すべての分野に優れているわけではなく、この中のひとつ、もしくは複数に桁外れの能力を持っているという特徴が見られます。
日本では【障害】という表現を使用し、ネガティブなイメージですが、アメリカでは【ギフテッドチャイルド】と表現し、他の人にはない神様から授かった才能として、ポジティブにとらえられています。
この子は他の子とは違う。なんで普通じゃないのか。と思う一方で、周りの子にはない、特別な能力が生まれつき備わっていること。その観点からお子さんを見てみると、新たな発見や、また、お子さんをさらに好きになるきっかけとなって頂けたら嬉しいです。
管理者
【2023/11/1】第86回 【コラム】
カサンドラ症候群
「カサンドラ症候群」という言葉を聞いたのことがありますか。あまり聞き慣れないかもしれませんね。この症状について、少しだけお話しさせていただきたいと思います。まずこれは病名ではなく、身体的、精神的症状のことを意味します。
一般には自閉症スペクトラム症を持つパートナーが家族との関係をうまく構築できず、またその困難さが周りに理解されず孤立し、不安障害や抑うつといった症状が起きている状態を指す言葉です。
この高いストレス状態をを継続すると、日常生活が難しくなり、医療機関を受診するといったケースもあるそうです。このような症状があり、もしかしたら?と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ASD(自閉スペクトラム症)の中でも社会適応性をある程度身に着けている場合、家庭内で起きている問題は外側からは見えにくくなってしまいます。そんな外部に発信出来ない事でも、<カナリア旭 障害者福祉研究会>では専門員がお話をお伺いし、お子様だけでなく、お父様、お母様にい寄り添った適切な支援を心掛けております。
家族とコミュニケーションが上手くいかない辛さ、またその辛さを発信出来ない孤立感、そんな様々な事情を是非お聞かせください。お子様とご一緒に見学にいらっしゃいませんか。
保育士
【2023/10/4】第85回 【コラム】
療育と子育ては混同しがちですが、それぞれ異なる目的とアプローチをもっています。
【療育とは】
療育は、特別なニーズや障害を持つ子供や成人に対する専門的な支援と治療を提供するプロセスのことです。心身の発達に遅れや課題がある個人に、専門家による評価、治療、支援を通じて向上を促すことを目的としています。例えば、自閉症スペクトラム障害や注意欠陥多動性障害(ADHD)など、特定の障害への対応が含まれます。
【子育てとは】
子育ては、親が子供を育てる過程全体を指します。
これは、愛情、教育、日常生活のスキル、価値観、行動パターンを通じて子供を成長させ、社会に適応させることを目的としています。親と子供の間の関係を強化し、子供の健康的な発達をサポートします。
療育と子育ては異なりますが、重なる要素もあります。たとえば、特性のある子供を育てる親は、療育の専門家から支援やアドバイスを受けることがあります。しかし、療育は専門的な評価と治療に焦点を当てており、子育てはより包括的なアプローチを取ります。
いずれにせよ、子供の成長をサポートしている点は変わりありません。
専門職員
【2023/9/4】第84回 【コラム】
このコラムを読んでくださっている今、時計は何時を指していますか?
学校や仕事が終わってゆっくりと携帯を弄ることができる夜が多いのではないでしょうか。
携帯って使っているとあっという間に時間が経ってしまいますよね。
今日は電子機器にまつわるお話をしたいと思います。携帯電話を持つ年齢が昔よりグッと下がったような気がします。
実際に調べてみると、2021年の平均が10.6歳で低年齢化しているとのことでした。
携帯のみならずゲーム機器も持っていることが当たり前になっているこの時代、大人でもゲームや携帯に夢中になり夜更かしをしてしまい次の日に響いてしまう…なんてことありますよね。
子どもであればもっと自制は効かないものです。
夜中までゲームをしていて昼夜逆転になってしまい学校にいけない、というケースが多く存在しています。
実際にカナリア旭でもそのようなご相談をいただくことがあります。
時間を決めて使用する・やることを終わらせてから使用する・〇歳から携帯を渡すなど、ご家庭によってルールは様々だと思いますが、一般的な決まりごとがない基準はなかなか難しいものです。
やはり、お子様の本業である「朝起きて、学校に行き勉強をする」このプロセスに支障をきたさない程度に楽しくゲームや携帯をしてほしいと願うばかりです。
児童指導員
【2023/8/2】第83回 【コラム】
「障害」について
皆さんは「障害」ってなんだろうと考えたことはありますか?
当たり前のように使われる「障害」という言葉も、時代によって捉え方が変化してきた歴史があります。
1980年、WHOがICIDH(国際障害分類)を採択しました。
この当時は「社会的不利」があるのは「障害」があるから、のように個人に結果を求める傾向にありました。
しかし、この捉え方では「障害」のある人たちの多くは社会的不利が残ったままで、様々な制限がありました。
そこで2001年、ICIDHの改訂版としてICF(国際生活機能分類)が採択されました。
ICFでは「障害」は環境と個人の相互作用によって生じる、とされました。
簡単にいうと、置かれる環境によっては誰もが「障害(障壁ともいいます)」を感じるという捉え方です。
例えば…、全く言葉のわからない海外に行くことを想像してみてください。
レストランでは、文字だけのメニューが置かれています。これでは何を注文してよいやらわかりませんね。
しかし、メニューに絵や写真がついているだけで食べたいものが注文できるようになります!
このような社会を実現させるため、2016年、日本でも障害者差別解消法が施行され、「合理的配慮」の考え方が登場しました。
合理的配慮とは、社会参加が妨げられることがないように、社会の中に潜む「障害」を排除しましょう、という考え方です。
いかがだったでしょうか。
「障害」は、私たちの心のなかにも宿っているのかもしれません。
カナリア旭でも、チームで考えることで柔軟な発想を出しあい療育を行っていきます。
児童発達支援管理責任者
【2023/7/8】第82回 【コラム】
子どもの発達に限らず、大人の私たちにも個人差はありますよね。
分かっていても、同じ年齢の子どもと自分の子どもを比べることは誰しもが経験することだと思います。
「周りと比べて遅れているから」と焦ってしまうのか
「個性だからゆっくり成長していってほしい」と思えるのか
どちらも愛情のある考えだと思います。
では、自分の身近な人が自分のことを他の誰かと比較して、まだまだ不十分だと思っていたとしたらどうでしょう。
心の余裕に左右されてしまうのかもしれません。お父さん、お母さん、まずは頑張りすぎている自分に気づきましょう。知らず知らずの内に頑張りすぎています。そんなに頑張らなくていいですよ、これまでこんなに頑張ってきた!と自分を認めてあげましょう。
そして、それに気づいたら、まわりにSOSを出していきましょう。サポートしてくれる人はたくさんいます。
発達の凸凹もその子自身、個性だからありのままで、あなたらしく成長してほしい。
そんな風に思えたらいいですね。無理のない範囲で、まずは自分に優しくしてみてください。
児童発達支援管理責任者
【2023/5/1】第81回 【コラム】
「発達障害のグレーゾーンについて」
発達障害のグレーゾーンとは、「発達障害の特性は見られるものの、診断基準には満たない状態」の通称です。例えば、幼児期であればこだわりが強い、気になることがあると食事の途中でも止めて動き回る、小学生になると授業中椅子に座れないでうろうろしてしまう、忘れ物が多いなどがあります。気持ちの切り替えができるように工夫することや、肯定的な表現に置き換えること、褒めることで自信がつき様々なことに挑戦できると考えております。子どもたちの未来がより明るくなるように診断のあるなし診断名に関わらず、一人一人の特性に合った支援、子どもたちが様々なことに挑戦できるよう日々の療育を行っていきたいと思います。
保育士
【2023/4/12】第80回 【コラム】
「親なき後問題」について
知的障害のお子さんを持つ親の約9割が、子どもの老後に不安を持っていると言われています。自分が亡くなった時に、誰が子どもを見るのか、生活していけるのかと不安に思う方は多いでしょう。そのような問題を、親なき後問題と言います。
我々カナリアは子供が大人になった時に自立して生活できるように、将来を見据えて療育を行っています。例えばお金の療育として買い物学習を取り入れています。実際にお金を持って買い物を行う、ロールプレイでお金の大切さを学ぶ、また電話を実際に使用し電話注文を行うなど様々なことを行っています。子供が大人になった時に、詐欺等の金銭トラブルを回避できるように、小さい時からお金に関して学ぶことはとても重要だと考えています。
親なき後問題を少しでも解消するためにも、子どもの将来を見据えた療育を行ってまいります。
専門員
【2023/3/1】第79回 【コラム】
2020年ベストセラーになった宮口幸治著の「ケーキの切れない非行少年たち」という本をご存じでしょうか?様々な問題を抱えた子どもたちに向き合った著者が現場で感じたことや実践したことを「認知のゆがみ」に焦点を当ててまとめた書籍です。わたしは最近読んだ本についてコラムを執筆していきたいと思います。
まず「認知機能」とはどのような能力でしょうか?
認知機能とは人間が心理学的な「認知」を行うための知的機能を総称した概念です。人間のいわゆる五感(見る、聴く、触る、嗅ぐ、味わう)を介して外部から得た情報をもとに、物事の現象を認識したり、言葉を操ったり、計算・学習・記憶を行ったりします。
もし外部から得た情報が誤っていたらどうなるでしょう?
相手の話している言葉を正しく聞き取ることができない場合、相手の言っていることが理解できていない可能性があります。相手の話している言い回しを正しい意味で理解できていない場合、本人はちゃんと聞いているつもりでも齟齬が生まれてしまう可能性があります。
「何回同じ注意をしても同じことを繰り返してしまう」という場合、注意した内容を正しく聞き取れていない可能性や、注意した内容を正しい意味で理解ができていない可能性もあります。伝わらない注意を繰り返しても子どもたちの行動は変わりません。
繰り返し行われる問題行動があった際、同じことを繰り返すたびに注意するのではなく、こちらの伝えたい意図がきちんと子どもたちに伝わっているかどうかを確認することも必要だと感じています。
理学療法士
【2023/2/3】第78回 【コラム】
保護者の方が心配される理由として考えられるのが、「子供がカナリアでどう成長していくのか」ということではないでしょうか。
見学に来られた保護者様とお子様は、なにげなく活動している子どもたちをご覧になっています。パソコンで寿司打ちをしている小学生を見て、「えっ!!」と声を出されることが多いです。それは、つい最近までキーボードを打てなかった小学生が大人顔負けの記録を出しているからです。そして、初めの会や帰りの会を見て、また「えっ!!」となります。ダラダラしていた子どもたちがいきなり、ぴしーっと背筋を伸ばし、手を膝にのせて座っているからです。
我々はお子さんの将来を見据えて療育をしています。
将来の自立生活のため、楽しみながら必要な技術を身に着けていき、子供たちは成長していっています。
ぜひ一度見学に来ていただき、施設の様子、雰囲気を見ていただければと思います。
保育士
【2023/1/25】第77回 【児童発達支援について】
今回は児童発達支援についてお話をします。現在、カナリア川崎1は問い合わせも多数来ており、約60パーセントの定員が埋まってしまった状況です。
児童発達支援は主に未就学児の受け入れがメインとなります。ただ、厚生労働省の定義では義務教育が終了しており養護学校、高等学校に入学していない18歳未満の子どもも対象となります。ただ、そういった利用者はあまり児童発達支援を利用されていないのが現状です。また、我々の新しい施設カナリア川崎1についても同じような形となります。一般社団法人障害者福祉研究会の考え方としては主に就学前の3歳から7歳の利用者を中心に療育を行っていきたいと考えております。また、主として行う療育としては感覚統合、母子分離、集団の認知・活動への参加への興味の向上、指先の巧緻性の向上、体幹強化、自己肯定感の向上、基本的生活習慣(衣食住)スキルの習得・定着等をメインとします。もちろん楽しく活動をする中で小学校で集団活動・学習に参加できる為の能力の向上、より豊かな生活を送れる為のスキル、能力の向上、人格育成等を目指します。
放課後等デイサービスにおいては1年生から4年生が一番伸びる時期と言われますが就学前のお子様はその時期より圧倒的にスキル習得能力、自己育成能力も高いです。この時期により専門的な職員の療育を受けることで次の放課後等デイサービスでの成長も高まります。
新スタッフ、移動スタッフ共、ワクワクしながら4月1日を待ちわびているのが現在です。
療育アセスメントセンター長
【2023/1/12】第76回 【カナリア川崎1について】
カナリア川崎のレイアウトの最終段階の図面が出来上がりました。
トイレ2つ(ウォシュレット付き)調理スペース、倉庫兼更衣室、面談スペース兼静養室、職員室、内玄関、外玄関、壁の色、床の色、空調等を従来の施設の反省をもとに練り直したものになっております。現在、各地域行政区は「お預かり型サービス」を100%認めない方向で動いております。そういった中、環境整備というものの大切さが大きくなってきています。注意を欠く掲示物、注意を欠く床の模様等々施設への配慮は非常に大切なものとなります。こういったこだわりを持って施設を作ると通常の施設の2倍から3倍の経費が必要となります。ただ、こだわりを持って作ることで療育の効率が格段に上がるのも事実です。
よく、保護者の方々から「カナリアでは集団活動を落ち着いてできるのだが、学校では・・・」という話をよく聞きます。きめ細やかな指導をするために職員配置を多くすることも大切ですが、学校ではそんな状況ではありません。つまり職員の数で療育をするのではなく、施設や指導方法、利用者の成長でより学校に近い環境でも利用者が健常者に近い状況で活動できるようにすべきであるとカナリアは考えます。成功体験を繰り返す初歩の段階では職員人数を過剰配置します。ただ、3か月もすると職員人数は規定数になってきます。これは療育を行うか出来ることであると思います。よく、保護者から「施設に通っても何も変わらない」という意見も頂きます。これは違うと私は断言できます。しっかりと療育を受けてきた利用者と自由奔放にしてきた利用者では明らかに行動が違います。よく、基本的生活習慣に関わる療育は小学校低学年の内にすべきであるといいます。私はその通りであると思います。早期療育、早期教育は利用者の将来に大きな影響を与えます。「障害があるから」とか「障害特性だから」と事実を認めることの大切ですが、私は諦めは必要ないと思います。また、何もしないで利用者の伸びしろの時期(0歳から小学校4年生)を無駄にすべきでないと思います。ただ、家庭環境であったり、兄弟姉妹関係であったり、体調であったり色々な要因で療育を受けられなケースは多分にあります。だからこそ児童発達支援、放課後等デイサービスがあると私は考えます。
療育アセスメントセンター長
【2023/1/6】第75回 【コラム】
今月のコラムは誤飲誤嚥について少しお話したいと思います。
誤嚥とは、飲食物が気管に入ることで、誤飲は、有害な物質をとりこんでしまうことです。この時期に多いのが、お餅の誤嚥です。子どもの口の大きさは、トイレットペーパーの芯程度の大きさで、口の奥行きは約4cm、気管の細さは1cm程度と言われています。おもちゃのように形の歪なものや、お餅のように粘着性のあるものは、小さくても気管につまり窒息する可能性があります。お子様の手の届くところに誤飲の可能性がある物を置く時には、今一度トイレットペーパーの芯を使い気管につまりやすい物なのか確認するといいかもしれません。
最後になりますが、今年も温かいご支援、ご理解、ご協力をお願いします。
保育士
【2023/1/3】第74回 【新年のご挨拶】
新年明けましておめでとう御座います。
1月4日より一般社団法人障害者福祉研究会では通常業務が開始されます。
今年も新型コロナウイルスや不景気の1年になりそうですが我々は「利用者ファースト」のもと日々業務に専念していきたいと考えております。今年は法人の川崎市川崎区進出等の大きな行動もあります。気を引き締めて我々の行う療育を信じさらにより良いものにしていきたいです。
行政、保護者様、地域の方々のご理解、ご協力のもと飛躍できる年にしたく思いますので何卒宜しくお願い致します。
療育アセスメントセンター長
【2022/12/28】第73回 【年末のご挨拶】
一般社団法人障害者福祉研究会の中澤でございます。はや、一般社団法人障害者福祉研究会で放課後等デイサービス事業をスタートし4年が過ぎました。国、行政、利用者、保護者のご支援のもと、旭区で4施設を運営するまでに法人も大きくなりました。来年、令和5年4月1日には川崎市川崎区にて多機能型(児童発達支援と放課後等デイサービス)を開設することとなりました。これも、保護者、利用者の支援のたまものであると感謝しております。また、職員の利用者への利用者への熱い思いと専門的な指導もあり利用者も私の想定を越した成長をしてくれていると実感しております。
まだまた、コロナの心配もしなければならない時期ではありますが、厚生労働省、横浜市、旭区、川崎市、川崎区、保護者のご指導のもと、より多くの利用者の明るい未来を切り開くために一般社団法人障害者福祉研究会は前進していくつもりです。今後も皆様方のご理解、ご協力のもと努力を惜しまず日々努力していきますので何卒よろしくお願い申し上げます。
療育アセスメントセンター長
【2022/12/28】第72回 【カナリア川崎1について】
現在、川崎市川崎区にて新規施設の開所に向けた業務を行っております。多機能型(児童発達支援&放課後等デイサービス)での運営とし、活動スペース1(約45㎡)、活動スペース2(約45㎡)、トイレ(2つ)、室内洗濯場、面談室、クールダウンスペース、倉庫、調理室、職員室と規模的にはカナリアの中では中規模の施設(全体135㎡)を計画しております。定員は10人とし、利用者の状況によては定員20人までの安全基準に対応した施設となっております。施設内装については業務用エアコン2基、児童用PC2台、学校と同じ机、ホワイトボード等を完備し、障害のレベルに関係なく対応できる空間を計画しております。職員体制は、児童発達支援管理責任者1名、管理者1名、児童指導員1名、専門職員1名を配置し、法人内の常勤専門職員(OT、PT、ST、臨床心理士)を必要に応じて対応させる形となります。3月には完成予定です。
専門職
【2022/12/1】第71回 【ことばの表と裏について】
「ことば」には一般的に口で話すことばと文字で書くことばがあります。私たちが普段当たり前のように使っていることば、これまで家族や先生、友人達と関わり、教わり、その意味を理解した上で実際に使用しながら、無意識のうちに身に付けてきたのだと思います。会話の中ではお互いにその言葉の意味を理解している中で情報を伝え合い、コミュニケーションを取ります。しかし、これらのことばには辞書に載っているようなそのままの意味として使う「表のことば」があれば、その時の場面や状況等で意味が変わってくる「裏のことば」があります。これは大人でもうまくできない人がいるほど難しいものです。子どもはそもそもそれを知らない事もありますし、特に難しい、苦手と感じる場合もあります。そのため私たちは子どもと会話をする時、伝わりやすいよう使う言葉を選んで話したり、知らないことばを教えたりしなければなりません。また、子どもの発したことばに対しても、「どうしてそのことばを使ったのか」を考えながら、子ども発する「ことばの裏」を理解しようとする事も重要です。そうすることでお互いに良い関係を築き、子どもコミュニケーションの向上につながるのではないかと思います。私も子どもにとって、良い話し手であり、良い聞き手でありたいと思っています。
専門職
【2022/11/1】第70回 「ADHDと周囲の関わり合い方」
ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは、大きく分けて不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(思いつくと行動してしまう)といった症状が見られる障害のことです。幼年期であれば、そのような行動を「子どもだから仕方ない」と見過ごされることが多いですが、幼稚園や小学校に上がっていくにつれて、周囲の子どもと馴染めない、同じような行動をすることが難しい、パニックを起こしてしまうなどの状況から、ADHDに気づくケースが多いです。
小学校低学年において最も大切な支援は、「周囲の人がその子の特性を理解しその子自身に合った接し方をする」ということです。ADHD特性による困難さとして、他の子どもと仲良くすることが難しい、じっとしていられない、座っていられないなどがあります。わがままややる気がないせいだと思わずに、強みやできることに着目すること、そしてできないことについてはできるための工夫、環境を整えてあげることが大切です。どうしてもできないことに目がいってしまいますが、できることに着目しポジティブな声掛けをしていくことで、周囲との関係性もよくなります。
大切なことは、ADHDのあるお子さまが「自分らしく」楽しく過ごすことができる環境を作っていくことです。そのためにも、お子さまがうまくできないと思ったり、自信を失ってしまう頻度を減らし、「できた」経験を増やすことが重要です。
理事
【2022/10/1】第69回 「表現と思考について」について
「この子は何を考えているかわからない」と言う方が時々います。子ども中には自らの考えを表現する能力がまだ育っていない子もいます。しかし、本人の意識下での表現ができないだけであって視線や声色、行動や言動など様々な場面で「無言のサイン」として発せられています。そのサインを見つけるか見落とすかは大人にかかっています。専門的な知識や長年の経験などは多くの場合必要ありません。いかにその子に真剣に向き合うか、いかに無言のサインを見落とさないようにするかにかかっているのです。子どもたちは大人以上に周囲のことを察知するので、大人が真剣に問題解決しようとしているかしていないのかについては瞬時に感じて理解してしまいます。「子どもの言っていることだから」という考えはすぐに見抜きます。子どもが真剣に発しているサインにいかに向き合えるかが大人としての技量であり、責務だと思います。私も日々子どもの無言のサインを見落とさないよう心掛けていきたいと思っております。
公認心理士
【2022/9/6】第68回 「職員の質」について
一般社団法人障害者福祉研究会の療育方針は行動療法をメインとする方法を行っています。日々、研修を行っているのですが、子どもの将来、子どもの置かれている環境を熟知していない職員の多さにびっくりしました。現在ではそういったことはないのですが、子どもの置かれている環境分析無しに行動療法を活用することはできないのが現実です。また、子どもの将来を考えないで行動療法を使うこともできません。
職員も増えて、カナリアの職員の指導力について考えさせられる1か月となりました。
療育アセスメントセンター長
【2022/7/13】第67回 「子どもの自己決定」について
子どもは勝手に成長するわけではありません。よく「自己決定をさせています。」と保護者から聞くことがありますが、自己決定には決定できるだけの判断力の育成が不可欠となってきます。判断力の育成無しに自己決定をさせると子どもは自分の都合のいい方向や自分の楽な方向を選択します。これは障害児、健常児関係ありません。対象となる子どもの実態をしっかりと見定め知ることで育成ができるのに、そこに目を向けないでいる療育者が多いと思います。まずは子どもを知り、子どもの心の中に療育者が入ることが必要です。そこから療育は始まると考えます。有名な療育者に1日見てもらったから子どもが変わるというものではありません。子どもからすれば「この人だれ?」となると思います。
療育アセスメントセンター長
【2022/6/13】第66回 「親だからできない事」について
親というのは大変な仕事だと私は思います。家庭のこと、子どものこと、仕事のこと、親族のこと、近隣の住人のこと.....と数えればきりがない仕事があると思います。特に子どものことについては親だからできないことがあると私は考えます。例としては学習について述べます。学習は感情がマイナス方向に働くことが多いです。指導者が子どもに指導をするわけですが、親はどうしてもおなかを痛めた子だからこそ感情がいろいろな場面でマイナス方向で出てしまうことが多いです。介護、学習は第三者が教える方が双方の為であると私は思います。
療育アセスメントセンター長
【2022/3/21】第65回 「専門職員」について
令和4年度の常勤の職員配置が決まりました。
カナリア旭は児童発達支援管理責任者、児童指導員、保育士、言語聴覚士
カナリア旭2は児童発達支援管理責任者、児童指導員、保育士、臨床心理士
カナリア旭3は児童発達支援管理責任者、児童指導員、保育士、理学療法士
カナリア旭4は児童発達支援管理責任者、児童指導員、保育士、作業療法士
となります。
お子さま一人ひとりのニーズに対応できる常勤スタッフで療育を行っていきます。よろしくお願いします。
療育アセスメントセンター長
【2022/1/21】第64回 「作業療法士、臨床心理士の採用」について
現在、一般社団法人障害者福祉研究会はカナリア旭1に言語聴覚士を配置しております。本年2月1日よりカナリア旭2に臨床心理士、カナリア旭3に作業療法士 を配置することになりました。まだまだ、20代で経験不足の部分もあるかとは思いますが、専門性をフルに発揮して若さとパワーで頑張ってくれることと思っております。よろしくお願いします。
療育アセスメントセンター長
【2022/1/6】第63回 「新年明けましておめでとう御座います」について
一般社団法人障害者福祉研究会が発足して4年目の年となりました。これまで利用者及び保護者、幼稚園、保育園、小学校、中学校、養護学校、特別支援学校等、行政の御理解、御協力を頂きまして誠に有難うございました。今年も「楽しく療育」を目標に飛躍できる年にしたいと思っております。職員の指導力の強化、良い人材の確保、さらなる療育内容の検討、療育システムの構築、各施設の構造化の徹底、全施設への専門職員(OT、ST、PT、臨床心理士)の導入を行ってまいりたいと思っております。まだまだ、新型コロナウイルスの終息には時間がかかりそうですが職員一丸となって頑張っていきたいと思っております。本年も温かい御支援、御理解、御協力をよろしくお願いします。
療育アセスメントセンター長
【2021/12/15】第62回 「カナリア旭4、カナリア鶴見のハード」について
来年度、令和4年4月1日よりカナリア旭4、カナリア鶴見を開所することとなりました。もちろん、「療育をする施設」を開所します。最近、面接にて保護者の方々と話をする中で、現在利用している施設の施設内が狭い、汚い等のお話を聞くことがよくあります。私は療育をするにあたってハード面、ソフト面の両方への配慮が必要であると考えます。放課後等デイサービスを開所する為には物件の選定には多くの時間を必要とします。また、内装の工事には多くの経費が必要となります。もちろん場所の月々の支払いも大きな施設になればなるほど多くなってきます。療育優先でない施設では構造化もされていないです。もちろん工事費は安くなり運営側としては少ない出費ですみます。私は療育ファーストの考えから放課後等デイサービス(10人定員)の場合、総活動スペースが100㎡以上必要であると考えています。理由は活動スペース(50㎡:一人当たり2.5㎡)、調理スペース(4㎡)、相談室(6㎡)、倉庫(16㎡)、トイレ(4㎡)、事務スペース(16㎡:職員4人分)、玄関(4㎡)となるからです。もちろん通路等を考えるともう少し広くなる場合もあります。カナリアの場合個別ブース、学習ブース、パソコンブースも療育上必要となるので工夫が必要となります。最近、他の放課後等デイサービスを見る機会が減ってきますが、最新の放課後等デイサービスを研究し利用者のためにカナリアに生かしていきたいです。
療育アセスメントセンター長
【2021/10/25】第61回 「今後のコロナ対策」について
現在、おやつの配慮、調理の制限、外出メニューの制限、職員の不要不急の外出の制限等を行っていました。今後の活動については政府、横浜市の支持に従いながら対応していく予定です。新規コロナ感染者数は神奈川県の人口924万人に対して30人以下という形になっています。それでも、感染し利用者が放課後等デイサービスを利用できないケースは旭区の中であるようです。
意識を緩めるのではなく職員一人ひとりが意識を持って職務に取り組む姿勢を継続していきたいを考えます。
療育アセスメントセンター長
【2021/9/8】第60回 「コロナ対策」について
やっと職員の新型コロナワクチン接種に目処が立ちました。1回目摂取は9月中に完了し10月中には全職員完了となります。また、おやつの提供について袋詰おやつのみの提供とし、職員マスクについては福祉医療用マスクのみのしようとしました。従来どおり職員の不要不急の外出制限、職員、利用者の体温測定の実施、施設内の除菌については行っております。今後の動向が気になるところではありますが、職員一眼となって対応していきたいです。
療育アセスメントセンター長
【2021/9/2】第59回 「9月の運営」について
放課後等デイサービスカナリアの運営についてご連絡します。
9月現在は自宅お迎えは11:30以降とし、学校お迎えは通常通り指定の時間としています。自宅送りについては17:00便と18:00便を通常通り行っております。また、学校がお休みで家庭の都合等でどうしても早くからの利用を希望される場合については曜日によってではありますが柔軟に対応しております。
※新型コロナウイルスに伴う利用停止については電話支援を行っております。
療育アセスメントセンター長
【2021/8/27】第58回 「9月、8月中の運営」について
放課後等デイサービスカナリアの運営についてご連絡します。
自宅お迎えは通常通りとし自宅送りについては16:00便のみとします。
9月以降は自宅お迎えは11:30とし、自宅送りについては17:00便と18:00便を通常通り行う予定です。
療育アセスメントセンター長
【2021/8/16】第57回 「児童発達支援管理責任者(サービス管理責任者)」について
児童発達支援管理責任者の業務として一番大事な部分は個別支援計画書作成があります。これは利用者の将来を見通した療育内容の計画のもととなります。作成に当たって児童発達支援管理責任者のみの主観での作成は禁じられています。我々の施設では児童発達支援管理責任者が音頭を取り児童指導員、保育士、指導員、専門職員等が会議を開き作成し、保護者の要望を踏まえて作成を行っております。現在、期間については新型コロナウイルスの関係により従来の6か月という期間はありません。
よく、出せばいいと考える児童発達支援管理責任者が多い中、我々一般社団法人障害者研究会で徹底して指導員まで支援計画を踏まえた指導を行っております。
療育アセスメントセンター長
【2021/7/08】第56回 「言語聴覚士の採用」について
7月1日より言語聴覚士を1名採用しました。
放課後等デイサービスカナリアでは専門職員を各施設に配置することとなります。これからはより専門的な療育内容の相談にも対応できます。
今後とも放課後等デイサービスカナリアへのご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。
療育アセスメントセンター長
【2021/6/02】第55回 「職員の採用」について
昨年の9月末より120名の職員面接を行っております。面接の殆どの方が放課後等デイサービス経験者でした。前職での指導実績を聞く中で療育を行ったと思えるものが非常に乏しい方が多くいらっしゃいました。療育そのものを全く行っていらっしゃらない方もいらっしゃいました。施設内でユーチューブを見て時間を過ごす、電子ゲームをして時間を過ごす、ビデオを見て時間を過ごす、テレビで時間を過ごす等、現在厚生労働省が放課後等デイサービスに求める内容とはかけ離れた内容が多く聞かれました。
また、指定時間に来ない、遅刻する、そのまま音信不通となる等、社会人としての一般常識に欠ける方も多く見受けられます。
もちろん、そういった方を採用するわけもなく、私の時間を返してくれと言いたくなる面接もあります。
療育とは指導員の言葉で行うものではなく、後ろ姿で行うものと教わったことがあります。現在、こういった時期でもあり、職がないから、生活に困っているからという理由だけでなく本当に子どもの将来について考えられる職員かどうかを見定めて採用していきたいです。
療育アセスメントセンター長
【2021/4/20】第54回 「報酬改定」について
令和3年4月1日より報酬改定が行われました。法人側としては報酬が10%程度下がる形となっています。そして、専門的な職員の配置が厳格化さてました。これまでだと保育士が重要であるとの認識だったのですが、本年度より臨床心理士、作業療法士等の更に専門的な職員配置が必要となってきます。また、利用者に影響する部分としては実績記録表の様式の変更が大きいものとなります。新しいものと古いものとの簡単な見分け方は「保護者印」の項目が「保護者欄」への変更と一部の項目の変更です。金銭的な部分については10%程度安くなる形となります。上限については4,600円、37,200円については従来通りとなっています。
療育アセスメントセンター長
【2021/4/15】第53回 「新しい職員」について
新たに作業療法士(カナリア旭1,2)、臨床心理士(カナリア旭1,2)、保育士(カナリア旭3)の仲間を迎えました。年齢も20歳から50歳と幅広いです。専門的な意見を聞きつつよりクオリティーの高い療育ができることを嬉しく思っております。
療育アセスメントセンター長
【2021/3/12】第52回 「カナリア旭3」について
カナリア旭3について。先日、横浜市の審査が終わり、4月1日にカナリア旭3のオープンが決まりました。
職員も整い、新たに臨床心理士、音楽療法士、教員免許保持者、保育士等のスタッフも現在研修を行っています。
利用者についても問い合わせ多数という状況です。利用者にとって楽しいだけの放課後等デイサービスではなく、楽しい中にも明確な療育目的をもって子どもの幸せな未来を築くことを目的とした法人の取り組みが認められていることのあかしだと思い、今後も引き続き研究を行い、実践していきたいです。
カナリア旭3は非常に広く40人定員もできる広さとなっています。トイレについても男女別、活動スペースも50㎡以上のものが2部屋あります。子どもの特性に合わせた指導を行うには十分な広さとなっております。
職員ともどもこの施設で療育を行えることを楽しみにしています。
療育アセスメントセンター長
【2021/1/7】第51回 「新型コロナウイルス」について
横浜市より、緊急事態宣言発令後の放課後等デイサービスの運営について指示がありました。
内容を踏まえて法人としては以下の通りとなります。
・外出イベントでの感染防止への注意と配慮と見直し。
・従来通りの施設内感染予防対策(換気、消毒等)の徹底。
・職員の不要不急の外出の制限。
マスク、消毒液等のストックも充実し、送迎車両の追加等を図り、3密にならないように配慮を行っております。
今後の国、横浜市の動向にもよりますが、命を預かるものとして職員の意識、行動についても徹底していきたいです。
療育アセスメントセンター長
【2021/1/4】第50回 「仕事始め」について
本日より、一般社団法人障害者福祉研究会は営業開始となりました。
世間では新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言発令の有無が取りだたされています。今後、放課後等デイサービス事業の運営についてはどういった方向に進むのか様子を見ている状況です。職員も利用者もその家族も現状では感染者もない状況です。国民一人ひとりの意識だけでなんとかなるのか少し考えさせられている状況でした。
今後の動向を見つつ、本年もプロフェッショナルとして業務を続けていきたいと考えています。
療育アセスメントセンター長
【2020/12/28】第49回 「仕事納め」について
本日で一般社団法人障害者福祉研究会の2020年の業務を終了となります。
今年は新型コロナウイルスに振り回された一年でした。昨年4月にカナリア旭を立ち上げ、今年5月にカナリア旭2を立ち上げました。カナリア旭2はコロナ過ではありましたが新しい子どもとの出会いや職員との新たな出会いもあり充実した1年でした。来年はどういった1年になるのか楽しみな反面、コロナ過における日本の経済事情についても注意しながら過ごしていくことになると思っております。
カナリアコラムを見られている皆様におかれましてもコロナ過ではありますがよい年末、正月、年始をお過ごしください。
私は年末年始は業務となります。
では、また来年2021年1月に元気にお会いできることを楽しみにしております。
療育アセスメントセンター長
【2020/12/18】第48回 「子どもの将来」について
放課後等デイサービスの在り方について日々考えるようにしています。
また、将来的に障害者年金を受け取れる子ども、福祉に寄り添いながら幸せな生活を送る子ども、就労し自分で生活をしていく子ども等が幸せに生活をするためにはどういった療育を今すべきなのかについてもよく考えます。
最近、私は上記の内容を考えていく中、子どもの将来を見据えた療育を行うためには何をすればよいのか、何を考えて実行できる職員が必要なのか、どういった施設を作るべきか、どういった運営をするべきなのか、はたして今の療育でよいのか等、多くのことを日々考えている時間が多くなってきています。
放課後等デイサービスの歴史はまだ浅いですが、旭区内でも多くの放課後等デイサービスがこのことを日々考えながら療育を行っていると思います。
考え続けることと実行し続けることが放課後等デイサービスを行うものの宿命であると結論付ける今日この頃です。
療育アセスメントセンター長
【2020/11/25】第47回 「来年度新入生」について
来年度4月新一年生の問い合わせが多くなってきております。
施設見学、現在の利用者の活動の様子の見学、療育相談、進路相談等の機会が増えています。多くの保護者の方はお子様の将来を見据えた療育を求められています。私たち障害者福祉研究会として月3回の研修会を行っていますが、更なる常勤職員、非常勤職員のスキルアップを行っていくことが必要であると感じる今日この頃です。
カナリアを利用すれば成長して当たり前といわれるように日々取り組んでいく所存です。
療育アセスメントセンター長
【2020/10/14】第46回 「カナリア旭3」について
放課後等デイサービスカナリア3番施設の計画が本格的に始まりました。来年3月、4月オープンに向けて動いております。場所等詳しいことはまだお伝え出来ませんが、利用者と保護者が我々の療育への方向性を理解し実感して頂いているおかげかなと思っております。
来年度の利用者の面談も多く来ていただいている状況です。子どもの将来を見据えた療育を今後も引き続き行っていきたいです。
療育アセスメントセンター長
【2020/9/1】第45回 「職員研修」について
カナリア旭では必要に応じてケースカンファレンスと月に1回の施設職員研修を行っています。また、2カ月に1回全体での専門研修を行っています。
ケースカンファレンスでは個別支援計画にのっとって利用者の療育のあり方について常勤と非常勤で日々検討を行っています。施設職員研修では施設運営に関わる職員の研修を中心とし、チームでの療育を行う上での効果の向上を目指した療育について検討を行っています。また、2カ月に1回の全体研修では専門的知識の向上を目指すとともに法人の療育方向について共通理解しています。
職員間の療育に対する意識のずれはすぐさま利用者に影響をしてきます。この統一性が利用者の成長に非常に大事な要素となります。
療育アセスメントセンター長
【2020/7/21】第44回 「新しい職員」について
現在、また新型コロナウイルス感染者が増えてきています。職員には行動制限と感染予防を徹底しつつ、運営を行っている状況です。新しい職員が数名増えました。4月当初から募集を行っていたのですが、反響はあまりなかったのですが、今頃になって面接予定が法人スケジュールに多く入ってきました。基本的に児童指導員の任用資格や保育士の資格を持っていらっしゃる方々が多いです。面談を行う中で法人理念と希望者の理念が合う方について採用をして言っております。更にカナリアの療育のクオリティーを高めていけることに今から興奮しております。
療育アセスメントセンター長
【2020/6/15】第43回 「新型コロナウイルスに伴う利用」について
12日に下記の内容が決定しました。
新型コロナウイルス感染症に伴う令和2年6月サービス提供分の請求について(通知)
標記について、新型コロナ感染症の影響による利用者負担の増加額相当に対しては、3月サービス提供分以来、国庫補助の対応がなされ、各事業所の皆様におかれましても請求事務にご協力くださりありがとうございます。
6月サービス提供分については、以下のとおり取り扱うこととするため、引き続き、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
・ 6月サービス提供分の利用者負担軽減は、一部内容を変更します。
当初の請求期間(7/1~7/10)から、利用者負担軽減後の金額でご請求ください。
・ 報酬単価について、引き続き、6/30 まで学校休業日単価を適用しても差し支えないこととします。
分散登校等によって登校した日の放課後等デイサービスの利用や代替的支援であっても、学校休業日単価を適用
1 6月サービス提供分の利用者負担軽減の内容
(1) 軽減内容(後添:【例1】【例2】参照)
①【前月同様】利用児童の居宅への訪問や電話等で健康管理や相談支援等の代替的な支援(以下「代替的な支援」という。)にかかる利用者負担の全額
(考え方) 引き続き、分散登校等が続いているため。
②【内容変更】総費用額のうち、代替的支援に係る費用を控除した後に残る金額を 20%軽減
(考え方) 学校の休校日か否かに関わらず学校休業日単価を適用等することによって、利用者負担が増加するため。
通常の放課後単価と学校休業日単価の差額を考慮して、総費用額から代替的支援をした後に残る金額を、一律に 20%軽減
(2) 今回の負担軽減の対象児童
以下のすべてを満たす児童
ア 横浜市が放課後等デイサービスの支給決定を行っている
※ 他市区町村の児童については、当該自治体からの連絡をご確認ください。
イ 令和2年6月1日から6月 30 日の間に1回以上、放課後等デイサービスを利用している。
(代替的な支援のみ利用している場合を含む)
まだまだ、新型コロナウイルス自粛からの正常化には時間がかかりそうです。
療育アセスメントセンター長
【2020/6/11】第42回 「障害のあるお子様の不登校」について
相談支援カナリア旭で相談の中で新型コロナウイルスによる学校休業、放課後等デイサービス、児童発達支援の休業に後の自粛緩和に伴い、学校やその他の事業所が開始されたが、学校やその他の事業所への行き渋りが出てきているようです。
一般的に自粛期間の生活のリズム、内容から切替できないお子様がその傾向が出てきています。テレビゲーム、ポータブルゲームのできる家庭と勉強を中心とした学校のどちらをお子様が選ぶのかは一目瞭然です。カナリアに通う保護者の中には最初からそのことを懸念していらっしゃる方が多かったです。
今後、カナリアでは通常の生活リズムに戻れるように家庭から家庭以外へと自分の居場所を確保できるように保護者、学校と協力しながら取り組んでいきます。
療育アセスメントセンター長
【2020/6/1】第41回 「6月以降の運営方針の補足」について
横浜市の指示のもと6月からの運営の補足について掲載します。第38回のものとほぼ変わらないのですが、⑤が追加となります。
①午前中授業開始の場合
学校にお迎えとなり終了時間は17:00若しくは18:00となります。
②午後学校がある場合
①と同様に学校のお迎えとなり終了時間は17:00若しくは18:00となります。
③継続して学校がほぼ休業状態となる場合
学校がる日については①、②と同様の形となります。
学校がない場合は現在のところ長期休暇中と同様に10:00から16:00若しくは17:00までの利用となります。
※③につきましては横浜市の指示によっては午後からの利用となる場合がございます。
④土曜日についてですが通常の運営となり10:00から16:00のサービス提供となります。
⑤保護者、ご家庭の方で電話支援を希望される場合
先週と同様に電話支援は継続となります。またこの電話支援は100%国保負担となります。
ご利用者やその家族様につきましてはまだまだ落ち着くことができない状況が続きそうですが何卒、ご理解、ご協力の程よろしくお願いいたします。
療育アセスメントセンター長
【2020/5/27】第40回 「6月以降の運営方針」について
6月からは以下の通りに運営を行います。横浜市の指示があった場合、変更することがあります。
①午前中授業開始の場合
学校にお迎えとなり終了時間は17:00若しくは18:00となります。
②午後学校がある場合
①と同様に学校のお迎えとなり終了時間は17:00若しくは18:00となります。
③継続して学校がほぼ休業状態となる場合
学校がる日については①、②と同様の形となります。
学校がない場合は現在のところ長期休暇中と同様に10:00から16:00若しくは17:00までの利用となります。
※③につきましては横浜市の指示によっては午後からの利用となる場合がございます。
④土曜日についてですが通常の運営となり10:00から16:00のサービス提供となります。
ご利用者やその家族様につきましてはまだまだ落ち着くことができない状況が続きそうですが何卒、ご理解、ご協力の程よろしくお願いいたします。
療育アセスメントセンター長
【2020/5/26】第39回 「6月からの運営方針」について
現在、横浜市からは何の支持も出ていませんが、法人としての運営案を検討中です。
①午前中授業開始の場合は時間短縮の運営予定です。学校終了後からのカナリアの利用となります。終了時間は当面17:00となる予定です。
②通常事業開始の場合は予定通りの運営となります。学校終了後からカナリアの利用となります。終了時間も通常通り17:00及び18:00となる予定です。
③隔日登校の場合は横浜市の指示待ちとなります。
④その他の場合も横浜市の指示待ちとなります。
私個人としては早く終息し、子どもたちの通常の生活リズムが確立されることを唯々願うばかりです。
療育アセスメントセンター長
【2020/5/22】第38回 「新型コロナウイルスによる運営」について
現在、電話対応の利用者の負担額の全額免除の準備をしています。予想通り、4月の電話支援全利用負担額について全額免除となりました。また、2月利用と比べて負担額の多い利用者は2月分と同様にするとのこととなりました。
療育アセスメントセンター長
【2020/4/22】第37回 「新型コロナウイルスによる運営」について
横浜市より緊急事態宣言後の運営について連絡がありました。
内容は以下の通りです。
新型コロナウイルス感染症防止のための学校の臨時休業に関連しての横浜市内の放課後等デイサービス事業所等の対応について(その9)
本市の児童福祉施策の推進につきまして、格段の御協力をいただき厚く御礼申し上げます。
新型コロナウイルス感染症への対応について、令和2年4月 13 日に国が発出した事務連絡「新型コロナウイルス感染症防止のための小学校等の臨時休業に関連した放課後等デイサービスに係るQ&Aについて(4月 13 日)」について、問い合わせの多い事項について、横浜市内の扱いを以下の通り補足いたします。
1 基本的な対応について
令和2年4月 13 日に厚生労働省が発出した「新型コロナウイルス感染症防止のための小学校等の臨時休業に関連した放課後等デイサービスに係るQ&Aについて(4月 13 日)」について、原則、横浜市においても同様の取り扱いとします。
2 定員超過減算の扱いについて
横浜市内の状況や、感染拡大の防止という目的を踏まえ、定員 10 名の事業所における定員を超えた受け入れについては、児童を安全に受け入れることができる範囲で行うことを前提に、原則として最大でも 15 名までとします。
3 電話等での支援について報酬の対象とするための条件
児童の居宅等において健康管理や相談支援等のできる限りの支援の提供を行ったと市町村が認める場合には(中略)、特例的に報酬の対象とする」という記載について、以下の場合に報酬の対象とすることとします。メール等での支援とする場合には国のQAに示されている要件に該当するかどうかを必ず確認してから請求の対象としてください。
【報酬の対象とするための条件】
① 当該児童が新型コロナウイルス感染症の予防等のため、事業所を欠席していること
② 居宅への訪問、電話、ビデオ通話、等により、児童の健康管理や相談支援を行うこと
③ 「通常のサービス利用とみなされること」及び、「利用者負担が発生すること」について、事前に保護者へ説明し、同意を得ること
④ 実績記録票に、「訪問(電話等)による支援であること」及び「支援を行った時間」を記載し、保護者の押印を得ること
⑤ 相談内容について記録すること
これについて、「◯◯分以上支援をしなければならない」といった制限は設けませんが、通常の欠席連絡にとどまる場合には、欠席時対応加算での対応としてください。
また、この取り扱いにより請求の対象とすることに伴う支給日数の増は、原則として行いません。
4 その他
学校等の一斉臨時休業等によって、放課後等デイサービスの自己負担額が増加したことが想定されることから、3月の利用者負担軽減と同様に、4月分の利用者負担額の増加相当に対しての国庫補助が予定されています。
また、新たに、4月利用分については、電話等による相談支援等の提供に係る利用者負担額についての国庫補助が予定されています。
詳細は国等から通知があり次第、ご連絡します。
とのことでした。
保護者負担の軽減はほぼ行われる形になるようです。
療育アセスメントセンター長
【2020/4/15】第36回 「新型コロナウイルスによる運営」について
横浜市より緊急事態宣言後の運営について連絡がありました。内容的には保護者様のご理解のもと運営を行っております。
療育アセスメントセンター長
【2020/4/8】第35回 「緊急事態宣言発令後のカナリア旭」について
政府より緊急事態宣言が発令されました。その後、横浜市から明日以降の放課後等デイサービスの運営について指示が出ました。指示の内容は従来通り感染予防に十分留意し可能な範囲での開所をするようにとのことでした。各家庭では状況に違いはありますが、ご心配なされていた保護者様に速報をお伝えいたします。
カナリア旭はこの後、横浜市より詳しい支持が出るのでサービス提供時間、内容を検討していく予定です。
療育アセスメントセンター長
【2020/4/2】第34回 「新しい利用者」について
3月より多くの利用希望者からの問い合わせがあります。学年、性別についても様々です。ただ、一つ共通していることは保護者のお子様への思いです。我々、一般社団法人障碍者福祉研究会ではすべての職員が適切な療育に関われるように日々、研修に取り組んでいます。新しい職員も増えてより適切に正しい療育ができるように努力していきたいと思います。
今後も保護者の思いを受け止めることができる法人を目指していきたいです。
療育アセスメントセンター長
【2020/3/12】第33回 「中学生の利用希望」について
小学校から中学校に上がるにあたって放課後等デイサービスの見直しを考える保護者が多くカナリアに来られています。保護者からの話の内容として「学校に行きたがらない」、「手帳がなく通信制の学校には行けると思うがその先の就労が・・・・」、「二次成長期に入り性的な対処がうまくいかない。」、「他害が出始めたが、力が強くなって抑制できない。」等があります。すべて発達心理の分野の人間なら当たり前の想定できる内容ばかりです。ただ、そうなってしまってからは家庭、学校、その他の環境と人の連携が必要になってきます。これまでの生活の中で整うべき環境、精神の成長を抜きにして、行動修正だけを行うことは非常に難しいことです。たくさんの保護者と話をする中で私は「後、1年早ければ・・・」、「後、2年早ければ・・・。」と思うことが多くあります。就学前、小学校の一番伸びる時期をほんの少し先を見つめた療育を行うだけでよいことが・・・・と考えてしまいます。
放課後等デイサービスは「子どもへの療育」と「保護者へのアドバイス、精神的ケア」を行う場所です。保護者の純粋なレスパイトを行う場所ではありません。「子どもが楽しくいっているから今はそれでいい。」と考えられている保護者の方は一度考えてください。いったい何人の大人が真剣にご自身の子どもの将来を見据えて関わっているのか?
我々、一般社団法人障害者福祉研究会はお子様の将来を考えてお子様に養育を行い、保護者の精神的なケアと子供の将来への知識、方法を一緒に考えていく集団になりたいです。
療育アセスメントセンター長
【2020/3/1】第32回 「生活のリズムと療育」について
人が生きていく中で生活のリズムの安定は非常に重要なものです。また、睡眠時間の確保は非常に大切です。睡眠時間が確保できないと身体機能の低下、精神不安定、集中力の低下等の症状が出てきます。その結果、不登校、他害、自傷等の行為が出てくることがあります。逆に言うと生活のリズムの安定がそういった行為、症状の抑制につながる多いです。
また、 療育の中で必要なことは療育目標が達成した場合、その行動の確認と評価を行い、褒めることが大切です。注意するのではなく褒めることが必要です。子どもたちは注意という渦の中で生活してしまっていることが多いです。そして、自己肯定感を削り生活をしています。これまで出来なかったことが出来るようになったとき、大人は最初褒めます。ですが、大人は定着したと勘違いし大人の都合で褒めることをやめます。子どもはまだ定着しておらず、頑張っているのに・・・・・。
よく私達は保護者に褒めてやってくださいと言うことがあります。その裏にはまだ定着していないという可能性があるからです。
どうか、子どもの努力を感じてください。そして、評価し褒めてやってください。よろしくお願いします。
療育アセスメントセンター長
【2020/2/28】第31回 「コロナウイルスに伴う学校休業中のカナリア旭」について
横浜市より連絡が参りました。3月2日からの学校休業中における放課後等デイサービスの運営については休日扱いでの運営となりました。3月14日以降については状況を見て再度通知がある予定です。我々、一般社団法人障害者福祉研究会カナリア旭としては行政支持に従い3月14日までは10:00から16:00までの活動しその後送迎とし、通常春休み期間についてはこれまで通り10:00から16:00もしくは17:00までの活動しその後の送迎とする予定です。
法人としては職員のプライベートでも外出制限、マスク着用、うがい、手の消毒、体温観察の徹底を行い、施設での職員は従来通り体温のチェック、呼気のアルコールチェック、外出時のマスクの使用とうがい、手の消毒を行っています。
利用者たちの療育についても3月2日以降は室内での活動に変えました。また、利用者の施設内でのうがい、体温チェック、手の消毒を従来通り徹底していきます。
家庭への依頼としては他者との濃厚接触の可能性がある場所への外出を極力制限して頂き、外出時にはマスクの着用、外出後にはうがい、手の消毒を依頼しています。
今後、横浜市からの指示が出るようであれば変更もあり得ます。
我々、子どもの生命を預かる施設としてできる限りのことを行っていく予定にしております。
療育アセスメントセンター長
【2020/2/17】第30回 「コロナウイルス」について
コロナウイルスについて厚生労働省のHPより情報が出ており我々放課後等デイサービスでも対策を練っております。。詳しく知りたい方は下にURLを張っております。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
我々、障害福祉研究会では厚生労働省の指示に従い、人と接する場所へ行く場合は職員、利用者ともマスクの着用を必須とし、手嵐の指導の徹底を行い、外出後の手指の消毒には消毒用アルコール(70%)を使っています。
物の表面などの消毒には次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)が効果的とされているので消毒の徹底を行ています。
特に職員個々の健康管理については注意を促し、プライベートにおける外出の際にはマスク着用を指導しその為のマスクを無料配布しています。
今後、具体的な方法が出てきましたら更なる対策を打っていきたいと思います。
療育アセスメントセンター長
【2020/2/7】第29回 「放課後等デイサービス事業」について
放課後等デイサービス事業とは国、地方自治体による税金で行われる事業です。我々のように国、地方自治体から認可を受けて行う法人は法律を厳守し業務を行わなければなりません。また、利用者も国や地方自治体ルールにのっとり利用しなければなりません。そうすることが国民の税金を有効利用する対象者の義務でもあります。
最近、旭区の放課後等デイサービスでは法律やルールを守らない事業所があるようです。利用者が複数の施設を利用している場合には他事業所にも迷惑をかけます。児童発達責任者等の配置基準を満たさず運営し、不正に地方自治体から保護者、地方自治体から不正に補助金を受給するケースがあるようです。
法人としては職員の長期就業に向けた取り組みをせず、使い捨てのように扱い、挙句の果てに税金を不正受給するということはこの障害福祉事業を行い障害のある子どもの未来を築く立場としていかがなものかと思います。
客寄せパンダのようにABA、TEACCH等を売り文句にしてはいるが施設内は構造化できておらず、職員もその知識も指導力もない放課後等デイサービスがあるようです。また、個別支援計画が指導員に共通理解できておらず、時間をさいて保護者と面談し作った個別支援計画の内容が意味をなしていないことも多くあるようです。
今回のコラムは少し感情的になってしまいましたが、療育をうたうものとしてあまりにも情けなく思ったのでここで述べさせていただきます。不快に思われた方には申し訳なく思いますが、どうしても語らずにはいられなかった私の心境をご理解ください。
我々の施設でこのような施設を利用し、伸びしろの時期に無駄な時間を過ごしている障害のある子どもたちを一人でも多く健全な療育の場に戻せるように日々努力していきたいです。
療育アセスメントセンター長
【2020/2/4】第28回 「伸びしろ」について
保護者面談で小学校高学年、中学校、高等部(高等学校)の利用者の保護者が将来について不安になり、カナリアに来られる方が見受けられます。保護者とお話しする中でこれまで放課後等デイサービスに通っていたのだが、学校に行きたがらない、学校に行けていない、生活リズムが不安定である、ゲームばかりしている、指先が不器用である、他者の支持が聞けない、集団生活に馴染めない、同学年でのトラブルが多い、基本的生活習慣が安定しない、集中力が持続しない等の話が良くあります。もちろん、障害特性、発達年齢等のようそもありますが、放課後等デイサービスや学校に通っていて何も変わらないということをよく聞きます。これは就学前から小学校高学年までに修正すべきものであります。ただ、施設内、家庭を構造化し、利用者の生活や保護者の接し方、放課後等デイサービスの対応次第では修正は可能です。小学校高学年までにそういったスキルがついていない場合、早急に対処していくことが必要です。我々、一般社団法人障害者福祉研究会はそういったご家庭、利用者の明るい将来を切り開くために日々研修を行って業務に取り組んでいます。お困りの方はご利用の有無にかかわらず、ご相談いただければと思います。
療育アセスメントセンター長
【2020/2/1】第27回 「放課後等デイサービスの利用者」について
放課後等デイサービスカナリアの利用者の状況について話をします。現在、学年は小学校1年生から高校1年生までの利用者がいます。手帳種別有無でいうと手帳無しの利用者、A1、A2、B1、B2の子どもが利用なさっています。障害種別では身体障碍、精神障害、発達障害、知的障害等の利用者が在籍しています。よく、カナリアは軽度の利用者の学習専門の放課後等デイサービスと思われがちなのですが、それぞれの利用者のニーズに対応できる施設となっています。未就学児習得スキル、小学校低学年時取得スキル、小学校中学年時取得スキル、小学校高学年時取得スキル、中学校時習得スキル、高等部(学校)時習得スキルを障害特性、発達段階、家庭状況、利用者の心理状況等を考慮し療育を行っています。
放課後等デイサービス利用可能時期のスキル習得の伸びしろの時期に将来の為のコミュニケーションスキルの習得、社会スキル習得や生活スキルの習得の為にカナリアに通われている方がほとんどです。我々、カナリアは障害特性や年齢で利用者を選びません。本人や保護者の将来への明るい未来を創る為、また、現在の問題点、将来の問題点を克服したい方の為にカナリアはあります。
療育アセスメントセンター長
【2020/2/1】第26回 「公共機関の利用体験」について
本日は利用者の公共機関の利用体験を行いました。計画には戸惑いましたが、無事終了しました。目的地は東京都庁としました。利用者は手帳、PASMO、Suica等を持参し、自らの方法でバス、電車に乗車し目的地に向かいました。目的地では楽しく景色を見たり、写真を撮ったりして過ごせました。
今後も生活スキルの習得を目指し、いろいろな体験学習を行いたいです。
療育アセスメントセンター長
【2020/1/17】第25回 「新しい職員」について
一般社団法人障害者福祉研究会放課後等デイサービス事業には主に保育士免許書保持者(経験者)、教員免許保持者(経験者)、児童指導員資格保持者(経験者)、強度行動障害指導研修保持者(経験者)、将来福祉、教育を目指す学生の順に多数の職員で構成されています。新規施設開所もあり新しい職員が2名増えました。就労継続支援事業所サービス管理責任者資格保持者(経験者)経験のある職員と放課後等デイサービスの経験のある保育士免許保持者(経験者)です。自らの信念を持ち、情熱を持つ仲間が増えることに非常に期待をしています。
現在のところ経験者が中心の職員構成ではありますが、未経験者も採用し、障害福祉の未来を担う職員の育成に努めてまいりたいです。
療育アセスメントセンター長
【2020/1/16】第24回 「放課後等デイサービスの職員の入れ替わり」について
最近よく、我々の法人で働きたいとの連絡をいただきます。前職を聞くと放課後等デイサービスであったり、就労支援施設という職務経歴書を目にします。採用面接を行う中で転職の動機や我々の法人の志望動機を聞くのですが採用希望者からいろいろな話が出てくることがあります。福祉の仕事に従事する方の多くは給与について語られる方は非常に少ないです。殆どの場合、職員の待遇であったり、個人情報にかかわる意識の欠落であったり、法人・施設の方向性、理念の相違、い方向への突出であったり、実際の法人の利用者への考え方の相違、法人規模拡大による法人理念の変化であったりといった事により疑問や悩み等を持って自己都合退職に踏み切る方が多いようです。客観的に労働基準法に抵触する話、厚生労働省が定義する放課後等デイサービスや就労移行支援の方向性に反する内容が非常に多いことに驚かされます。我々の法人では本年より放課後等デイサービス等の福祉を専門とする社労士と弁護士に顧問をお願いいたしました。正式契約になった段階でホームページにも記載したく思います。自らの法人を律し、第三者の意見を取り入れて、健全運営を行い、職員が生き生きとやりがいを持って職場への不信を持つことなく仕事に取り組める職場を作り、その基盤の上に職員一人ひとりが療育追及し、子どもの成長を感じよろこべる法人にしていきたいと考えています。
療育アセスメントセンター長
【2020/1/06】第23回 「令和2年」について
昨年平成31年4月カナリア旭を開設して年号が令和に代わり、今年は令和2年となりました。
あっという間に9カ月目となりました。早い時期に利用者も安定し、今年の4月にはカナリア2を開所予定です。職員も専門的な知識と能力の高いものが加わり、法人として非常に心強いです。子どもたちのスキルも目に見えて向上しています。今年はどんな出会いがあるか楽しみです。職員共々、よろしくお願いいたします。
療育アセスメントセンター長
【2019/12/26】第22回 「障害のある子どもの将来」について
最近、障害のある子どもの将来について考えることが良くあります。
相談支援を行うなかで障害のある成人の方々は障害者年金で生活されている方、就労先の給与+障害者年金で生活されている方、保護者の扶養で生活をしながら家事手伝いをされている方、ごく稀ではありますが、生活保護で生活されている方や後見人をつけて家族の遺産で生活されている方がいらっしゃいます。他にもいろいろな生活方法があると思います。生活の方法は人によって様々であると思います。本人の希望、保護者の希望、家庭の状況、幼児・児童・生徒である時期に習得したスキル、障害特性、周辺生活環境等の要素が複雑に絡み合ってきます。
最近、私は18歳以上の障害のある人達の就労の場に出向くことがあります。そこでは皆さん生き生きと活動されている場面を多く見ます。ただ、その反面、将来に不安を感じ日々、生活をされている方も多くいらっしゃるのが現状です。障害者年金を受給されている方は多いですがその金額も障害にもよりますが決してそれだけでは生活できるものではありません。
人間は生活するためには食べ物を食べないと生きていくことはできません。そのためにはお金が必要です。お金を手に入れるためには働く必要があります。働くためには就労先から必要とされる人間である必要があります。その為には社会の中で円滑に過ごせることが必要となります。また他にも、いろいろな生活をする上でのスキル(公共機関の利用、お金の管理、体調の管理、余暇の定着、身体の管理等)が必要となってきます。これらは障害特性、これまでの生活で培った生活習慣等もあるので急に身に着けられるものではないと思います。ただ、障害特性とあきらめるのではなく日々の療育の中で培っていけるものであると思います。
私はカナリアでは子どもたちが社会に参加していくために必要なスキルの習得に一躍を担いたいと考えます。もちろん、家庭、学校、その他の機関との連携は必要となってきます。ただ、その大切な時期に何もせず、大人になって初めて気が付きどうすることもできず、その流れに身を任せてしまうお子様やご家庭だけは見たくないのが心境です。
今後も我々は将来を見通した療育に励んでいきたいと考えます。そして、将来に幸せな生活を送れる利用者に慣れるように微力ながら努力していきたいです。
療育アセスメントセンター長
【2019/12/17】第21回 「就労見学会」について
来年1月に就労見学会を計画しています。職員にとっても利用者の保護者にとっても子どもたちの将来については非常に興味のある部分であると思います。今回は令和元年12月1日よりオープンしたcolorという就労継続支援B型の施設の見学を株式会社colorの代表者様のご厚意でできることとなりました。非常に貴重な機会を提供していただく株式会社color様には非常に感謝しております。また、今回の就労見学会は前回と同様に利用者の保護者とそのお知り合いまでの参加とさせていただく予定です。ご興味のある方は就労見学会の募集要項を見ていただきメールにて参加希望を送っていただければと思います。
職員たちのにとってもカナリア旭での活動の意味が再度理解できると思います。
繰り返しにはなりますがこの機会を提供していただける株式会社color様に感謝し、有意義な見学していきたいです。
療育アセスメントセンター長
【2019/11/06】第20回 「余暇活動」について
最近、保護者と日曜日の余暇の過ごし方について話をする機会がありました。「平日は放課後等デイサービスに通い安定して生活ができているが、日曜日、祝日は家で何もすることがなく兄弟(姉妹)げんかや親族とのトラブルが絶えない。」といった内容でした。放課後等デイサービスでも余暇活動の定着という観点からいろいろな取り組みをされていると思います。中には定着しにくい利用者の為に日曜日、祝日の運営をしている放課後等デイサービスもあるようです。
私は余暇の定着については非常に難しい課題であると思います。放課後等デイサービスで与えられることに慣れてしまったお子様が日曜祝日にどう過ごすのか?学校や放課後等デイサービスで余暇指導を行えているのか?
今後、我々、一般社団法人障害者福祉研究会でもこの「余暇活動の定着」についてさらに取り組んでいきたいと思います。将来、利用者が大人になったときに、自分自身の楽しみや生きがいを見つけられるように取り組んでいきたいと思います。
療育アセスメントセンター長
【2019/09/07】第19回 「本人・保護者の希望と放課後等デイサービス」について
放課後等デイサービスにおいて個別支援計画は利用者への療育を行う上で非常に重要なものとなってきます。この個別支援計画は本人・保護者の要望を全て受け入れる必要はありません。つまり、児童発達支援管理責任者が利用者の現状・将来に必要な課題として判断したときに本人・保護者の要望が個別支援計画に反映されるものです。この判断は経験と知識という専門性が非常に必要になってきます。私はそこには特別支援教育の知識や保育の知識、療育の者としての知識、親としての知識、家庭状況の把握、身体状況の把握等のいろいろな情報と知識が必要になると考えます。
我々、放課後等デイサービスカナリア旭ではまずは利用者の将来というビジョンを描き、その上で必要なスキルの習得を本人・保護者とともに個別支援計画に盛り込んでいくようにしています。
また、常勤・非常勤がこの支援計画を把握していない状況での療育を回避するためにケース会議を日々行うようにしています。
療育アセスメントセンター長
【2019/08/31】第18回 「施設の認識」について
放課後というデイサービスは国民の税金負担9割、利用者の家庭の負担1割の事業です。
子どもの中の放課後等デイサービスという施設の認識についてはいろいろな考え方があります。
①家庭の一部
②学校の延長
③家庭以外の場所
④塾の一部
⑤学童保育と同じもの
⑥その他
私はこの中の③という認識で放課後等デイサービスを運営しています。家庭のように何でも許される場所でもなく、塾のように勉強だけをすればよいという場所でもなく、その他の場所とも違うと考えます。
厚生労働省も横浜市も放課後等デイサービスには「『療育』をする場所」ということを放課後等デイサービス運営者に求めています。放課後等デイサービスで5年ほど前まであった電子ゲームをさせる活動、ビデオ・テレビを見せる活動等については現在では意味もなく行うことが禁止されている内容です。また、保護者のレスパイト(休養)という意味合いでの放課後等デイサービスの活用についても現在では受け入れができない理由の一つとなっています。
私は療育の一つとして利用者に集団のルールの中で生活をすることができるようになることが大切であると考えます。
自分の中で折り合いをつけて行動することが必要であると考えます。
我々の施設の利用者の保護者にもこのことを訴えていっています。
療育アセスメントセンター長
【2019/08/06】第17回 「カナリア宿泊実習」について
先日、カナリアでは宿泊実習を行いました。保護者や自宅を離れて友達と過ごすという体験を通して将来の社会参加の為のスキル習得を行いました。参加者、ルールを守って楽しく参加できました。保護者様にとっては大事なお子様をお預かりすることに心配もあったとは思いますが、みんな元気に帰宅することができました。子どもたちと1日生活を共にすることによってこれまで見えなかったいろいろな課題についても見えてきました。今後の療育活動の課題として取り組みたいと思います。
療育アセスメントセンター長
【2019/06/19】第16回 「横浜市こどもサポートプラン」について
平成31年4月以降について受給者証交付に当たり保護者は「横浜市こどもサポートプラン」を作成する必要が出てきました。これまでのセルフプランとは違いどちらかというと我々相談支援専門員が作る計画書、モニタリングに近い提出書類となってきました。行政はこれをもとに需給日数の算定を行います。また、本人・保護者は将来を見通し、生活の中で放課後等デイサービス等の福祉施設を必要性を行政に伝えていく必要が出てきます。
相談支援カナリアあさひではこういった需給日数に関わる業務だけでなく、不登校、性的な問題、家庭での生活の構造化、進路、就職等についても本人・保護者と話し合いをしながら他機関へのアプローチを含め問題解決を行っていきます。
療育アセスメントセンター長
【2019/06/07】第15回 「職員の生活」について
放課後等デイサービスカナリア旭のを利用する子どもたちにとって職員の笑顔は一番の療育だと考えています。職員が悩みや問題を抱えて笑顔が出ない状況は放課後等デイサービスにとって危機的状況です。療育を行うのは職員、つまり人間です。その人間の心が荒んでいる状況ではより良い療育は行えません。これは法人の責任であると私は考えます。厳しさの中に人と人との温かさ、子どもの成長を見る目、お互いに積極的に意見が出せる法人、職場の雰囲気が必要であると考えます。
療育アセスメントセンター長
【2019/06/01】第14回 「放課後等デイサービスカナリア旭と相談支援カナリア旭」について
放課後等デイサービスカナリア旭は現在稼働率がほぼ満員という状況になりました。個別療育と個別学習、集団療育を主体とした療育カリキュラムが横浜市内の保護者の要望に合ったという判断をしております。
相談支援カナリア旭は現在、15名程度の相談を行っていります。様々な家庭状況、学校生活等の改善を目指し業務を行っています。
職員の増員も少しずつですができてきており、後は職員の指導スキルの向上、療育意識のさらなる向上、ハード面の充実を図っていきたいです。
療育アセスメントセンター長
【2019/05/10】第13回 「相談支援」について
旭区、保土ヶ谷区より相談支援の依頼がありました。
それぞれの保護者からすでに相談を受けていたのですが、正式に行政を通した形での相談業務となります。これまでに相談を受けた主なものとしては、不登校、進路、いじめ、手帳取得、家庭内暴力(父親から子ども、御本人から兄弟姉妹)等の相談がありました。具体的な内容については語ることはできませんが、どの相談者も非常に悩まれており、家族の絆さえ危うい状況のものもあります。
我々、相談支援専門員はいろいろなケースに対して、これまで研究してきた障害児心理学、経験等を元に他機関との連携に重点を置き、一つひとつ親身により良い方向に改善するように近づけていきたいと願っています。
療育アセスメントセンター長
【2019/05/03】第12回 「プロの集団」について
一般社団法人障害者福祉研究会には放課後等デイサービスに常勤児童発達支援管理責任者、常勤児童指導員、非常勤保育士、非常勤児童指導員(個別学習専門)、非常勤児童指導員(集団専門)と相談支援サービスに相談支援専門員、療育アセスメントセンターに療育指導専門員がいます。
・利用者に集団での課題がある場合、個別課題がある場合、不登校等については放課後等デイサービスの指導員が療育に当たります。
・利用者に生活環境(学校、家庭、他の福祉サービス等)の課題がある場合は相談支援専門員が対応に当たります。
・指導職員の指導スキルの向上、生活の問題、仕事上の問題等に対応するのは療育アセスメントセンター職員が対応に当たります。
開所からはや1か月がたち、平成から令和になりました。おぼろげながら放課後等デイサービスカナリア旭はその特性を出しつつあり、利用の問い合わせも多数あります。
また、5月1日よりスタートした相談支援カナリア旭についても多数の保護者やご本人からの相談の問い合わせがあります。
また、職員についてもベテランの職員(児童指導員、保育士、専門職員)が集まりました。更に職員の問い合わせもあります。職員の面接では人間性を第一に将来を担う職員として適当であるかも重点を置き、将来性のある職員の採用を行っていきます。また、経験豊かな職員の人生に寄り添いながら法人が育っていくように配慮をしています。
今後も本人や地域や保護者、学校、行政等に求められる障害者福祉の事業の責務を感じながら取り組んでいきたいです。
療育アセスメントセンター長
【2019/04/24】第11回 「相談支援のリーフレットの配布」について
横浜市ホームページより(平成31年度以降の対応について)
平成31年度以降、障害児通所支援事業等(児童発達支援、放課後等デイサービス、保育所等訪問支援等)の利用を希望される場合は、
(A)障害児相談支援事業所の相談支援専門員が作成する「障害児相談支援利用計画案」または、
(B)意向確認書にかわり、保護者が作成するセルフプランとしての「横浜市こどもサポートプラン」のいずれかひとつを、サービスの申請書とともに区役所へ提出いただく必要があります。
※詳しくはリンクのページにリンク先を設置しておきますので見ていただければと思います。
本年度よりサポートプランの申請様式が「横浜市こどもサポートプラン」の申請様式に変わりました。方向としては我々専門員が作る「障害児相談支援利用計画案」に近いものになってきたように思います。
相談支援のリーフレットを旭区役所に持っていきました。アセスメントセンターの中澤が相談支援専門員として相談業務を行うのですが、私の専門は幼児・児童・生徒つまり3歳から18歳までがメインになります。私は京都教育大学にて障害児発達支援理学を学びました。また、公立中学校、特別支援学校にて勤務してきました。その中での教育経験を相談に来られる御本人や保護者に生かしていきたいと思います。
療育アセスメントセンター長
【2019/04/17】第10回 「送迎」について
放課後等デイサービスの利用希望の保護者より他の放課後等デイサービス利用中の送迎中のトラブルがあり我々の施設を利用したいとの要望がありました。簡単な内容としては送迎中に利用者同士が喧嘩になり一方的に片方の利用者が叩かれるといった内容でした。その保護者は他の利用者の親からその事実を知り、施設職員から具体的な連絡もないとのことでした。放課後等デイサービスでよくある外傷がない場合の包み隠しです。このことを知った保護者はその施設の利用に恐怖すら感じるでしょう。
トラブルが起きる可能性がある場合の送迎の利用者配置、職員配置は非常に重要です。このことを軽視してしまっては利用者の安全確保はできません。我々の施設でも再度徹底していきます。また、保護者への連絡と謝罪の徹底を行います。
また、その事象を隠すのではなく、ヒヤリハットとして記録し、反省し、法人としての知識、ノウハウとして対処していきたいです。
療育アセスメントセンター長
【2019/04/17】第09回 「相談支援事業所開所」について
5月1日より相談支援事業所を開所することとなりました。
相談支援とは横浜市によると
支援内容
(1)総合的・専門的な相談支援の実施
(2)地域の相談支援体制の強化の取組
(3)地域移行・地域定着の促進の取組
(4)権利擁護・虐待の防止の取組
(5)その他地域の状況に応じた独自の取組
対象者
市内在住の障害(疾病)のある方及びそのご家族、地域の方、関係機関等
※年齢や障害種別、障害の診断の有無は問いません。
となっています。具体的には
◯総合的な相談支援
・ 福祉サービスの利用援助(※)→情報提供、相談、アセスメント、ケア計画の作成、サービス調整、 モニタリング、個別ケース会議 等
・ 社会資源を活用するための支援→ 各種支援施策に関する助言、指導等
・ 社会生活力を高めるための支援→人間関係、健康管理、金銭管理等
・ ピアカウンセリング ・ 専門機関の紹介 等
◯社会資源の改善・開発に向けた調整
・ 地域自立支援協議会(仮称)の運営等
※ 計画的なプログラムに基づく自立支援を必要とする者に対して、個別給付(サービス利用計画作成費)として、サービス利用につなげる支援を実施。
となっています。
具体的には障害福祉サービスを利用するための、サービス利用計画を作成、利用の調整、定期的なモニタリング(計画の見直し)を行う機関です。
対象者は
◯障害者自立支援法の計画相談支援の対象者
・障害福祉サービスを申請した障害者又は障害児であって、市町村がサービス等利用計画案の提出を求めた者
・地域相談支援を申請した障害者であって市町村がサービス等利用計画案の提出を求めた者
※介護保険制度のサービスを利用する場合については、
障害福祉サービス固有の行動援護
同行援護、自立訓練(生活訓練)
就労移行支援
就労継続支援等の場合で、市町村が必要と認める場合。
◯児童福祉法の障害児相談支援の対象者
障害児通所支援を申請した障害児であって市町村が障害児支援利用計画案の提出を求めた者
となっています。
他にも多くの調整等を行いますが本法人の相談支援は就学前、就学中の区市町村の保護者、行政が認める希望者を対象としています。
対象者の生活の向上、保護者の悩みを解決できる方向を模索し計画相談を行い、他機関と連携し定期に対象者のモニタリングを行います。
療育アセスメントセンター長
【2019/04/14】第08回 「指導員の専門性」について
時折、他の施設で指導員が利用者に対して暴力、暴言、交通事故、利用者の見失い等の危害が及んだ事件が新聞、テレビ、インターネットにニュースとして出ることがあります。横浜市は職員の面接の際に不適切行為についても真実を書くようにと促す文面を入れるようにと指導されています。しかし、一向にそういった問題が収束しているとは思えません。我々はこのような不適切行為は採用のシステムと職員の意識、知識、指導力にあるように思います。これは法人として真剣に取り組まなければならないことであると思います。また、指導員の面接の際にはそういった可能性のある職員の採用を行わないことが大切であると思います。私はこれまで数十人以上の面接をしていますが本当に難しさを感じます。
療育アセスメントセンター長
【2019/04/14】第07回 「障害のある子どもの不登校」について
障害特性から学校長期休業後に「学校に行きにくい」、「学校にいけなくなってしまった」等の相談を保護者から時折受けます。我々、専門家からすると自閉症スペクトラム等のお子様の不登校になる可能性は非常に高いように思います。大きな環境の変化、リズムの変化等によって引き起こされています。特にこの状況に陥りやすいのは小学校中学年から高校生(高等部)のように思います。それまでは放課後等デイサービスに通って自分の居場所があったのですが、高学年になり利用をやめて自分の居場所が学校と家庭ではなく、家庭だけになってしまうようなお子様が多くなってきたように思います。また、成長するにつれて、触覚過敏、聴覚過敏等の感覚過敏が強くなり家庭に引きこもってしまう例もあるようです。我々はこのような利用者のシグナルを受け止め、保護者、医療と連携し社会に参加していける方向に療育を行うことも放課後等デイサービスの一つの責務であると感じています。
療育アセスメントセンター長
【2019/04/04】第06回 「相談支援」について
現在、相談支援の準備を行っています。障害のある利用者とその家庭にとって放課後等デイサービスと連携することによって将来の展望により多くの選択肢を持っていただけないかと思い始めることとしました。ご本人や保護者、家族だけが悩むのではなく、我々、経験豊かな専門家とより良い方向性が見いだせればと思っています。相談支援専門員は療育アセスメントセンター長中澤が行ないます。
相談支援には成人を専門にする者と幼児・児童・生徒を専門にする者がいます。一般社団法人障害者福祉研究会では後者を専門としております。定員は月45件となります。受付は4月15日からとなります。
療育アセスメントセンター長
【2019/04/01】第05回 「障害のある子どもの将来」について
本日より放課後等デイサービスカナリア旭がオープンしました。幸せなことに我々放課後等デイサービスカナリア旭も新しい出会いがありました。この出会いに感謝し我々スタッフ一同、療育を日々研究していきたいです。
先月3月16日より面談を開始し、いろいろな保護者や利用者とお話をしました。基本的生活習慣のお話から将来の進路、就労についての話がありました。
その中で小学校高学年から中学校のお子様のある保護者から進路、就労についてのお話が多くありました。それは保護者や利用者の希望の中に「○○学校に行きたい。」、「〇〇な仕事に就きたい。」、「このままで就労できるのか?」等の希望や不安を抱えられている方が非常に多いことでした。
私自身の中で一つの疑問が大きくなってきました。成長すればするほど利用者一人ひとりの進路や課題が明確になってきます。どうして利用者や保護者は高学年になると放課後等デイサービスを利用しなくなるのか?ほとんどの利用者や保護者はその課題を克服したのだろうか?
我々、一般社団法人障害者福祉研究会は真剣にそのことを考えて日々研修を行い、指導力のスキルアップを図っていきます。
療育 アセスメントセンター長
【2019/03/28】第04回 「楽しいだけの放課後等デイサービスでいいの?」
今回は楽しい放課後等デイサービスについてお話します。
私はまず第一に放課後等デイサービスは利用者にとって楽しい場所であることが重要であると思います。しかし、現在でもなおテレビゲーム、ビデオ視聴、TV番組視聴を行っている施設もあるようです。多分、利用者は家に帰って楽しかったと保護者に報告すると思います。でも、本当にこれで良いのでしょうか?
せっかくの伸びしろのある時期に利用者の将来(進学・就労等)を目指し個別支援計画を立てているのに、指導員にはその内容が伝わらずに単に楽しく過ごす・・・・・。
私はこのことに非常に抵抗を感じます。本当の放課後等デイサービスのあるべき姿は何なのだろうかと。
これからの放課後等デイサービスは利用者の課題を分析し、その課題を克服するための『療育』を行う場所であると思います。そのために職員の専門性が必要になってくると思います。また、保護者にそのことを伝えていくことも療育であると思います。
療育アセスメントセンター長
【2019/03/26】第03回 「療育」とは
今回は「療育」についてお話します。まず、LITALICOのHPより療育について抜粋します。
障害のあるお子さまが、社会的に自立できるように取り組む治療と教育のことです。生活への不自由をなくすよう専門的な教育支援プログラムに則り、言葉や身体機能など発達に遅れの見られるお子さまについてトレーニングをしていこうとするものであり、お子さまが生活しやすくなるように外部からサポートすることです。その目的や分野についてはさまざまな種類があります。
療育は早期療育が効果的であると言われています。それは早い段階からきちんとした治療と教育をおこなえば、適応障害のない状態で成長することが可能です。そのためには早期発見が重要になります。発達障害のあるお子さまの場合は、生活に必要なスキルを集中的に練習することで効果が出やすくなりますが、これも早い段階からお子さまの発達段階に合わせておこなうことが大切です。
上記の通り療育とは指導者に専門的な知識がなくては行うことができない事がわかると思います。専門的な知識がないと「療育」ではなく「しつけ」になってしまいがちです。これは子どもに過度のストレスを与えることが非常に多くなります。またこの方法は非効率的です。成功体験を増やしスキルとして定着させていくのではなく、ストレスを与え続け、子どもはストレスを怖がりストレスから脱するために行動を修正するという方法(「しつけ」)には私は非常に抵抗を感じます。この方法によって子どもの自己肯定感は低下します。
今後、放課後等デイサービスでは「しつけ」を行うことは少なくなってくると思います。もちろん、必要な子どもがいることを否定する事はできません。ただ、私はほとんどの子どもには「しつけ」ではなく「療育」が必要であると考えます。
今週、我々の法人では常勤・非常勤の研修が3日間行われます。その中で私は療育について職員に徹底していきたいと思います。
参考URL https://junior.litalico.jp/about/hattatsu/nursing/
療育アセスメントセンター長
【2019/3/24】第02回 放課後等デイサービスの利用者の受入人数と安全基準について
今回は放課後等デイサービスの1日当りの利用者の受け入れ人数についてお話します。放課後等デイサービスには一般的に10人、20人の施設があります。20人の定員の施設は2種類あります。1つ目は単位を2つ設定し10人+10人=20人としているものです。つまり10人定員が2つある施設ということになります。もちろん、児童発達支援管理責任者が各1名ずつ必要となり2名必要です。また、利用者の安全基準を満たすためには一人あたり約3㎡必要となるため、各施設の指導訓練室は約30㎡必要となり、合計60㎡必要です。2つ目は単位は1つとし20人定員が1つとしている施設です。この場合は児童発達支援管理責任者が1名で問題ないわけですが、指導訓練室は利用者の安全上の理由より約60㎡必要となります。もちろん何らかの理由で10名定員の施設で11名になる場合も考えられると思います。10名定員の施設は最大15名まで受け入れることができます。ただ、そのためには安全基準を満たすことは大前提となします。
今回は放課後等デイサービスの受入人数と安全基準についてお話をしました。一昔前では安全基準を満たさず利用者を15人まで増やす傾向でしたが現在ではそういった施設も少なくなってきています。「命を預かる」という観点からも各法人がしっかりと意識して対応していただきたいと思います。
療育アセスメントセンター長
【2019/03/18】第01回 放課後等デイサービスについて
今回がはじめてのアセスメントセンターカナリアのコラムということもあり、放課後等デイサービスの歴史や大まかなサービス内容について説明します。放課後等デイサービスと聞くと遊びの場、保護者のレスパイト(休憩時間等の確保)ととらわれがちですが療育の場というのが正しい考え方です。最近では学習特化型やスポーツ特化型等の放課後等デイサービスが出てきています。また、個別支援計画を保護者、本人と計画をしたのはいいが児童指導員、その他従業者にその内容が徹底されていなく、指導もされていない施設もあります。また、狭い施設に利用者を詰め込み安全基準(1人当たりの行政が決定した安全面積)を守れていない施設もあります。これは大切な命を預かることの責任と使命を軽視しているとしか思えません。また、ほとんどの施設が1日10人定員なのですが1日当たり10名以上の利用者を確保している施設もあります。第一回のコラムなのに愚痴っぽくなってしまったことをお許し下さい。今後も不定期(月1回)に更新を行います。よろしくお願いします。
1 制度の位置づけ
放課後等デイサービスは2012年4月に児童福祉法に位置づけられた福祉サービスです。 従来は未就学児と就学児がともに通うサービスでしたが、2012年の児童福祉法改正によって、未就学児のための「児童発達支援」と就学児のための「放課後等デイサービス」に分かれました。 通所支援サービスとして、以下のように位置づけられています。
この法律で、放課後等デイサービスとは、学校教育法 (昭和二十二年法律第二十六号)第一条 に規定する学校(幼稚園及び大学を除く。)に就学している障害児につき、授業の終了後又は休業日に児童発達支援センターその他の厚生労働省令で定める施設に通わせ、生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進その他の便宜を供与することをいう。(児童福祉法第六条の二の二)
2 対象となる児童
原則として6歳から18歳までの就学児童で、障害手帳、療育手帳(※「愛の手帳」「みどりの手帳」と呼ぶ地域もある)、精神障害者保健福祉手帳などの手帳を所持する児童。または、発達の特性について医師の診断書がある児童。
3 サービス内容
厚生労働省「放課後等デイサービスガイドライン」によって、ひとりひとりの個別支援計画に基づき、以下の活動を組み合わせて支援を行うことが求められている。
①自立支援と日常生活の充実のための活動
②創作活動
③地域交流の機会の提供
④余暇の提供
4 スタッフ
管理者 / 設置者
運営状況の全体を把握して教室運営する役割。
児童発達支援管理責任者
利用者と保護者のニーズを適切に把握して個別支援計画を作成する役割。
計画に基づいた支援が提供されるように調整し、支援のプロセスを管理・評価する。
専門職員
個別支援計画に基づいて、国家資格等の専門知識をもとに児童の心身の状況に応じた適切な技術をもって支援をおこなう役割
児童指導員
個別支援計画に基づいて、2年から3年の経験をもとに児童の心身の状況に応じた適切な技術をもって支援をおこなう役割
その他従業員
個別支援計画に基づいて、児童の心身の状況に応じた適切な技術をもって支援をおこなう役割。
5 教室の設備
訓練に必要な機械・器具などを備えた指導訓練室
指導訓練室における利用者一人当たりの床面積は、2.47㎡以上を目安とする。
支援の提供に必要な設備および備品等を備えることが定められている 。
療育アセスメントセンター長